第105話
ゴォォォォォン…
爆撃機が落ちていく。あの中に人がいると考えるとゾッとする。
「全部落ちたのじゃ!」
バルが大きな声で言った。今度は反転して歩兵を撃ち始めた。
「にしても…この量…まずい…」
バルギエルが対空をしていた事で突破されてしまいそうになっていた。辛うじてまだ何とかなっているが時間の問題だろう。
「お待たせしました」
ギライルの声がした。
「ギライル…どこに行っていた?」
「正門の準備をしていました。もう撤退してもいい頃合いですね」
「分かった。だがもう少しここにいる。お前も手伝うよな?」
「それはもちろん」
「じゃあまず、この歩兵の列どのくらいいるのか見てきてくれ。終わったら一度ここに戻ってこい。そしたら最後尾から倒していく…出来るか?」
「承知致しました」
そう言って飛んでいった。
「なんとかここで終わらせたい所なんだよな…」
誰かの助けがあればなんとかなるからそこでギライルが来たのは本当に良かった。
「最後尾が分かりました」
「早いな…どうだった?」
「この道の始めのところまで続いてます」
そんなにか…
「分かった。じゃあ後ろから攻撃していってくれ」
「承知致しました」
そして再度飛んでいった。
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「暴れまわってるな…」
さっきから地面の振動が凄い。おそらくギライルの魔法によるものだと思う。
「透!もう無理じゃ!」
バルが言ってきた。
「限界です!下がりましょう!」
サナが提案してきた。
「分かった。正門まで下がるぞ!」
「「了解(なのじゃ)!」」
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天才スナイパーの異世界射撃術〜ナギの暗殺日記〜
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