第74話

俺たちはその後、王都に戻った。


「買取頼む」


「分かりました…おそらくたくさんあるんですよね?」


受付嬢が訪ねた


「凄いある」


「でしたらこちらにどうぞ」


ガチャリと扉が空いた。


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「ではどうぞ」


「バル、頼む」


「了解なのじゃ」


魔法陣が開いて沢山のモンスターが出てきた。(だいたいドラゴン)


「鑑定には…2日程かかるので待っていただけると…」


「そうか、分かった」


そうして俺たちはギルドから出た。


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「それで?なんでついてくる?」


俺はギライルに質問した。


「バル様や透様の隣にいれば面白い事が起こるかな…と」


ちなみにギライルは今、人化していてタキシード姿だ。髪は黒、目は黒と赤のオッドアイ。

誰が見たってかっこいい。


「まぁ、いいじゃないかの?此奴もなかなか面白いぞ?」


確か…重力を操るとか…


「あっ、いい事思いついた。ついてこい」


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俺たちがきたのは王都から少し離れた平原だった。


「これからこいつM700でお前を撃つ。お前はこれをどうやって防ぐのか見てみたい」


「分かりました」


「じゃあ、遠くに行ってくれ」


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ギライルは約500m先にいる。

ちなみにドラゴンが銃弾1発で死ぬわけがないとバルが言っていたので多分大丈夫だろ。


「じゃあ行くぞー!」


手で合図した。すると向こうでギライルが手を振った。


俺はギライルを狙って…撃った。


パンッ


「あれ?」


何か分からないが、止められた様な気がした。


「あっ透さん!手振ってます。こっちにきて欲しいそうです」


俺とサナとナギ、そしてバルはギライルいるところに向かった。


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「うわっ何これ」


「しっかり止めました」


ギライルに放たれた弾丸は、ある所でピタッと止まっていた。


「ちなみに、これ重力で止まっているので解除したら普通に飛んでいきます」


うわぁ…実質俺たち以上に強いかも…


「解除するのじゃ」


「分かりました。解除」


パシュン


そう言うと同時に止まった弾丸は向こうに飛んでいった。


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