第64話

「昨日から出てきてるから気をつけるぞ」


俺は昨日の夜の事を話した。結局、4人仕留めた。


「もうですか…早いですね」


「まぁ、早速殺して…という感じじゃな」


「そこで夜、2人制で見回りすれば良いと思うんだ」


俺は提案をした。


「もし、1人おとりにしてもう1人が逆から来たら対処が難しくなる。だから2人制だ。ダメかな?」


「良いんじゃないですか?」


「そうじゃな。その方が安定するのじゃ」


「分かった。じゃあその2人だが…どうする?」


「えぇと…じゃあ、透さんとナギちゃんで良いですかね?」


「それでいいですよ」


ナギが静かに言った。


「それでいいぞ。じゃあナギと俺。バルとサナでいいか?」


「「「了解(なのじゃ)」」」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「今日は冷え込むのぉ…」


「だいぶ寒くなってきましたね」


昨日は透がやったので、サナとバルのペアだ。


「バルって目、良いですか?」


「んードラゴンは基本的に目が良いのじゃ」


「じゃあ夜も見えます?」


「一応見えるのじゃ、じゃが透は耳で聞いていた」


どうやって撃ったのか聞いたところ、音で撃ったと言っていたのである。


「つまり、その音がする所の少し先を予測して撃ったという事ですかね?」


「おそらくな。大したものじゃ」


「凄いですね…」


「そうじゃな…あっ見えたのじゃ」


「どこですか?」


「西に人影が3…4人かの。そして東から4人」


「じゃあバルは東で、私は西の人達を迎撃します」


「そうじゃな。あれM134は無いから…魔法じゃな」


そう言って、バルは飛んでいった。


「飛べるっていいですよね…」


パンッ


パンッ


手応えがあった。2人仕留めたとサナは思った。


「にしても…透さん。耳も目も良いって…やばいですよね…」


パンッ


「私も、もっと頑張って透さんに近づけるよう頑張りたいなぁ…」


パンッ


4人仕留めた。


「これで取り敢えず終わりですね。バルの帰り待ちますか…」


「帰ってきたのじゃ」


「早いですね」


「ドラゴンだからじゃ」


「そうですね。取り敢えず見回り続けますか」


「そうじゃな」

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