第42話

「よく寝ました〜」


サナが珍しく早く起きた。

なんか変な事でも起こりそうだな。


「今日はバルの日だ」


「分かったのじゃ」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

朝食を食べながら何をするのか聞いた。


「それで、何をするんだ?」


「そうじゃの…食べ歩き…なんてどうじゃ?」


「分かった。今日は色々食べるぞー」


「ふぁい、ふぁわりました(はい、分かりました)」


「飲み込んでから言え」


「了解です!」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「透よ、あれ食べたいのじゃ」


バルギエルが見つけたのは、寿司だった。


「分かった。行くぞ」


俺たちはその寿司の屋台に行った。


「へい、らっしゃい。どうします?」


屋台の店主が話してきた。


「えぇと…じゃあこれとこれとこれにするのじゃ」


バルギエルが注文したのは、マグロ、イカ、ホタテだった。


「毎度あり。そちらさんは?」


「えぇと…じゃあこれとこれでお願いします」


サナが注文したのはマグロ、えんがわ、はまちだった。


「毎度あり、最後にそちらは?」


「そうだな…これとこれで」


俺が注文したのはウニといくらを頼んだ」


「毎度あり、じゃあ銅貨20枚だな」


「えぇと…はいこれ」


銅貨20枚を渡した。


「丁度20枚だな、もう出来上がっているからじっくりと食べてくれ」


左側を見るとすでにできている寿司があった。


「「「いただきます!」」」


最初にウニを食べた。


「やっぱこっちでも変わらず美味しいな…」


「おいひいれす(美味しいです)」


「美味しいのじゃ。この緑色のやつが合っていてより美味しいのじゃ」


だから飲み込んでから言え。

だが、みんな満足していそうだ。

緑色のやつはわさびだった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

その後色んな所を食べ歩いた。

クレープ屋やアイス、焼き鳥など…

俺はあまりお腹が空いていなかったので、大体はサナとバルギエルが食べていた。


「あんな体でどこに食べ物が行くのか…」


バルギエルとサナ、どちらもスラっとした体型なのに何故そこまで食べ物が入るのか全く分からない。


俺はベンチに座りながらのんびりと過ごした。まわりでは子供が遊んでいる。平和だなと思った。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「お腹いっぱいです」


「どれも美味しかったのじゃ」


幸せそうな顔をしている。2人が楽しめて何よりだ。


「明日から歩き始めるから今日はじっくり休めよ〜」


「分かりました」


「了解なのじゃ」


そうして、俺たちの休日?は終わった。


_________________________________________

次人物紹介です。


読んでくれる人が少しずつ増えてきて、作者のモチベが大きくなっています。

誤字報告などもあって大変助かっています。

これからもよろしくお願いします。




  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る