第29話

「そういえば名前は?」


名前が分からないので聞こうと思う。


「妾はバルギエル、聖竜バルギエルなのじゃ」


あれ?じゃあ地球で知っている竜は出るのか?


「なぁ、リヴァイアサンは知ってる?」


「リヴァイアサン?あいつならずっと寝てるのじゃ」


地球で知っていたやつもいるのか…

というか寝てるのかよ。


「バルギエル…略してバルでいいか?」


「確かに!いちいちバルギエルと呼んでたら疲れますし…」


「むぅ…そうなのか?じゃあバルでいいのじゃ」


快諾してくれた。


「なら、あとはこれをギルドに持ち帰ればいいわけだ」


バルギエルが千切った、尻尾をギルドに出してクエストは終了と。


「あっそうだ。バルちゃん、鑑定とか持ってる?」


サナがバルギエルに問いかけた。


「ちゃんって…まぁいいのじゃ。鑑定は持っておる」


サナの目が変わった。


「じゃあ、町の人達を鑑定してくれますか?」


バルギエルは首を傾げた。


「別にいいのじゃが…それはなんでじゃ?」


「それはですね…」


サナが町の人たちの事を話した。


「もしかすると…洗脳されてるかもしれん。まだ分からないが…」


「なんとなく、予想はしてたんですけど…確証が無かったので、鑑定だったら分かるかなと思って」


「確かに、鑑定は状態も見ることができる…分かったのじゃ、助太刀するのじゃ」


「ありがとうございます!」


サナがペコペコしている。


「よし、なら町へ向かうか?」


「そうしましょう!」


「そうするのじゃ」


_________________________________________

読んでくれてありがとうございます。

応援よろしくお願いします。


ほらほら?ハートとか星とかさ?あるよね?

それ押したら幸せになれるよ?


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る