第20話

何度か偵察はやった事があるのでなんとなく分かる。


そしてここの領主はかなりわかりやすい。


まず起きるのはだいたい10時頃。

そしてその数分後、朝飯を食べる。

見た感じかなり食べている。あれは太る。

ちなみに窓がたくさんあったのでやりやすかった。


そしてその後、おそらく書類仕事などやっている。多分…

それが終わると今度は昼飯を食べる。

まぁ普通に良いやつ?と思う所だけど問題はこれから。


夜になるとどうやら窓が無い部屋に閉じこもる。

おそらくそれは地下室だと思う。

真っ暗な屋敷の中に人影が写るとそれは何かが終わった後。


何故ならメイドなどはいないからだ。

夕方ぐらいになると帰っていくからおそらく

あそこの屋敷、夜は領主ただ1人。


狙うとなれば朝飯か書類仕事。

このどちらかだ。


「窓割れても良いのですかね?」


「大丈夫。バレてもどんな武器かは分からないから」


「そうですね」


部屋はなんとなく分かっている。

家は2階建て、横の面積が広いので実質3階?

そして朝飯を、書類仕事をするのは全部2階の右奥。


多分寝室と繋がっているからだろう。


領主を撃つのは明日。

おそらく500mの距離だ。

しかもそれはサナがやる。

初めて人を撃つけど大丈夫かな…


だいたいの人は敵(人)を撃つのに躊躇う。

俺だってそうだった。

でも撃って撃って撃ちまくったら、どうでも良くなった。


「初めて人撃つけど大丈夫か?」


サナはニコニコしていた。


「大丈夫です!私エルフですよ?」


あっそっか。同じではないのか…


「でも初めてなので不安はあります」


「それはみんなそうだ」


最初は不安しかない。けどそれを乗り越えれば慣れる。


「頑張れよ」


「はい!」


_________________________________________

読んでくれてありがとうございます。

あと少しで1章が終わる…

応援よろしくお願いします!


5/2少し話を加えました。

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