47作品目

Nora

01話.[まだ慣れません]

「あ、暑い……じぬぅ……」


 もしここで足を止めたら冗談抜きで死ぬ。

 40度超えとかイカれてる、地球はもうやばいのかも。


「早くーっ」

「待ってって!」


 そんな中、小学生の子達は楽しそうにしていた。

 年々下がる暑さや寒さへの耐性。

 どうすればもう一度あの頃の能力を取り戻せるのか、それが今の私には分からなかった。


「もーみーじー!」

「ぐぇ」


 ああそうか、どんなに頑張ったところで分からないし変わらないから止めをさしてくれたのかと納得。

 優しいなあ、この先も同じような苦痛を味わうことになるぐらいなら消えてしまった方がいいもんねと内で納得。


「あ、大丈夫?」

「はは……私はもうここで終わりだぁ」

「終わっちゃ駄目、早く家に帰ろうよっ」


 そうか、家に帰れば冷風が迎えてくれるのか。

 勝手に点くように設定してあるから屋内はきんきんと。

 なら頑張った方がお得そうだ、少しだけ頑張ってみよう。


「ひゃ~涼し~!」

「だね~」


 すっかり生き返ってしまった。

 ただ涼しい屋内にいられているだけだというのになんだこれはって感じ。


もみじ紅葉こうようくんが探してたよ?」

「嘘っ!?」

「ほんとっ、先に帰っているんじゃない? って言ったら凄く残念そうな顔をしていたよ」


 嫌だなぁ……紅葉くん――桜庭さくらばくんって苦手だし。

 話しかけてきてくれるのは嬉しいんだけどなんか威圧的だし、その割には彼女、つばさちゃんには優しいし。

 可愛さとかに差があるからそうなるのは当たり前だとは分かっている、分かっているけどそれを見る度に複雑になるのだ。

 それで翌日。


「おい依田、ちょっと来い」

「は、はいっ」


 これが桜庭くん。

 私からすれば普通に怖い人、翼ちゃんからすれば可愛い人、らしかった。

 これが可愛いなんて目大丈夫? なんて本気で考えたことすらある。


「よくも昨日は先に帰ってくれたな」

「あ、桜庭さんは他のお友達と楽しそうにしていたので」


 あと暑かったし……。

 単純に学校があまり好きじゃないのも大きかった。

 そんな私が通えているのは間違いなく翼ちゃんのおかげ。

 あの子がいてくれていなかったら今頃私は不登校だ、へへ。


「そんなお前にはこうだ」

「な、なにをっ」


 固まっている間に桜庭さんは私の髪をいじっていく。

 なんかモデルの人になったみたいだった。

 髪を整えてくれる人がいてくれているような感じ。


「ほら、どうだ?」

「えぇ、私にこの髪型は……」

「いいんだよ、いつものぼさぼさなままじゃ見ていてむかつくんだよ」


 えぇ、なにその理由……。

 あ、もしかしてこれまで威圧的だったのもそういうことなの?


「あと、待ってろって言っただろ」

「あ、すみません、暑いのが苦手だったので……」

「それなら夕方まで待てばもっと涼しいだろ?」


 確かに……彼の言う通りだ。

 でも、早く帰れば文明の利器が迎えてくれるというメリットがあるわけで……。

 まあ約束を破ってしまったことだけは悪いことだからもう一度謝っておいた。


「学校には慣れたか?」

「まだ慣れませんね……」

「まあそういうのは人それぞれだからな」


 なんか今日はやけに優しいぞこの人……。

 もしかしたらなにか頼みたいことでもあるのかもしれない。

 仮になにかを言われてもあんまり応えてあげられないのがなんとも言えないところだけど、そういうことなら聞いてみるのもいいかもしれないなんてことを考えた。


「ま、困ったら翼を頼れよ」

「はい、それならいま頼ってもいいですか? 桜庭さんが怖いので」

「おまっ、そういうところだぞっ」


 ちなみにこの人、翼ちゃんのお兄さんだったりする。

 だから私の情報は基本的に自分で把握しにくるか、翼ちゃん経由で知ろうとすることが多い。

 出会ってからなにかと絡まれることが多いから私はすっかり苦手な対象として認識しているものの、翼ちゃんのお兄さんなんだからいい人に決まっているという考えがあって、ごちゃまぜになってしまっているのが現状だった。


「つかそろそろ名前で呼べよ、もう俺や翼とは3ヶ月ぐらいは一緒にいるだろ?」

「えっと……お名前ってなんでしたっけ?」

「流石に冗談だよな?」

「はい……ただ照れくさいだけです」


 友達のお兄さんを名前で呼ぶ。

 別に失礼だとか考えているわけじゃない。

 確かにひとつ年上だけどそういうことを気にしているわけではないのだ。

 ただ、男の子を名前で呼ぶなんてこれまで一度もしたことがないから困っているだけ。


「言うこと聞かないとツインテールにするぞ」

「そ、それだけはやめてくださいっ」


 私がそんな髪型をしたら痛死する、周りにとっても目の毒だ。

 仕方がない、流石にそんなことになっては不味いから勇気を出して呼んでしまおう。

 紅葉さんとねっ。


「こ、こうよ――」

「お、ここにいたんだね紅葉」

「よう、なにか用でもあったのか?」

「いや、ただ適当に探していただけだよ」


 せっかく勇気を出そうとしたのにそんなのある?

 桜庭さんは興味をなくしたのかお友達さんと歩いていってしまったし、私はなんのために廊下にいるんだと悲しくなった。


「あ、依田」

「え、あれ、お友達さんはいいんですか?」

「おう、今日こそ放課後は待っていてくれ、頼んだぞ」

「あ、分かりました」


 ……こういうところがずるいんだよなあと。

 威圧的なだけじゃない、翼ちゃんとよく似ていていい人なんだ――ってちょっと単純過ぎるかもしれないけども。


「椛ーっ」

「翼ちゃん、桜庭さんっていい人だね」


 彼女はえへんと胸を張りつつ「私の自慢のお兄ちゃんだから!」と元気いっぱいに言った。

 少し羨ましいと思ってしまったのは内緒にしてほしかった。




「悪いな、少し遅くなった」

「大丈夫ですよ――って、ち、近いですよっ」


 汗もかいているしぐいっと近づかれるのは勘弁してほしかった。

 ここらへんはもう少し考えて行動した方がいいと思う。


「なんで髪を下ろしてんだよ」

「やっぱり似合わないなって」

「奇抜じゃないだろ、ポニーテールだぞ?」

「こういうのは私みたいな人間がしちゃ駄目なんですよ」


 適当に伸ばしているだけで十分。

 夏は暑いけど、尋常じゃないぐらい暑いけど、それよりも髪型を急に変えたりしてじろじろ見られることの方が問題だから。


「あと、汗はかいた方がいい、熱がこもるぞ」

「……意外と優しいですよね」

「当たり前だ、妹の友達なんだからな」


 その割には……私に冷たいときもあるけど。

 放置プレイを好む人で話している最中に消える、なんてことも桜庭さんは多くしていた。

 そうなるとなんとも言えない気持ちになるからなるべくやめてほしいところではあるけど、お友達を優先してほしいという気持ちもあるからごちゃまぜになることも多いという……。


「ただ、髪は結ったままでいいだろ、暑いだけだろ」

「私には似合いませんよ」

「似合うとか似合わないとかどうでもいいんだよ、暑さ対策だったり動きやすさを意識して変えれば」


 あ、少しだけ調子に乗ってみようか。

 いまは暑いけどたまにはそういうのも悪くはない。


「もしかして、髪を結った私の方がいい、とかですか?」

「ん? まあぼさぼさよりいいな、清潔感もある」


 待って、なんで今日は怒らないのこの人っ。

 というか、シャンプーだってちゃんとしているから一切問題ないんだけどっ。

 どうなっているのこれっ。


「シャンプーとかしてやるよ」

「えっ」

「水着とかあるだろ? 最近、プールの授業もあるし」

「あ、ありますけど……」

「ドライヤーがけとかまで俺がやってやるから」


 え、あ、え?

 え、相手が異性だろうとそういうのを一切気にせずにやるのが普通みたいな流れになっているけど、……桜庭さんがおかしいだけなのかな?


「ほら、水着に着替えてこい」

「え、あの……こういうのってアリですか?」

「裸じゃねえだろ? 一度やり方を見せておけば次は依田がひとりでできるようになるだろ?」


 ま……いいか、桜庭さんだしね。

 ……言うことを聞いておかないと酷いことになるからというのはあったものの、気にせずに着替えてしてもらうことにした。


「とりあえずここに座れ、櫛で梳くから」

「はい」


 今日も汗をかいたから自分では適当になってしまう部分を丁寧にやってもらえるということなら悪くはないかな。


「目を閉じておけよ」


 ああ、誰かにやってもらえるって久しぶりだなあと。

 翼ちゃんとだって一緒に入ることはないし余計にそう思う。

 でも、本当になんなんだろうこの時間は。

 別に桜庭さん本人の意思でしてくれているわけなんだし、こちらが怒られるようなことには繋がらないから気にしなくていいんだけどさ……。


「どうだ、気持ちいいだろ」

「はい、誰かに洗ってもらえたのは久しぶりなので」


 ただ自分が義務感でやるのとは違う、本当に気持ちがいい。

 

「リンスは……あ、ないな」


 とりあえずということで流してくれた桜庭さん。

 今更ながら濡れていないのかと確認してみた結果、器用にしていたのか足以外が濡れている感じがしなかった。


「ま、ないなら仕方がない、乾かそう」

「え、体は……」

「あ、そうか、洗いたいよな、じゃあ出ているから洗ったらすぐに出てきてくれ」

「分かりました」


 え、私のことが好きだとかそういうことはないよね?

 ……あるわけがないか、なにを考えているんだ自分は。

 あまり長くいても風邪を引くだけだからさっさと洗って洗面所へ。

 桜庭さんはここにはいないようだから安心して拭いて着替えて数秒待機。


「あ、終わったのか。よし、乾かすぞ」


 安心できるのは翼ちゃんのお兄さんだからだ。

 少し意地悪で、でもそれだけじゃなくて優しくしてくれるいい人でもある。

 あ、翼ちゃんと出会っていなかったら絶対に関われていなかったと言えるような人でもあるかなと。


「はい、まあこんな感じだな、難しいことはなにもない」

「でも、毎日これを続けるのはちょっと大変じゃないですか?」

「もっと気を使っている人間はいるけど自分にできる範囲でいいんだよ、無理しすぎると逆になにもやらない方が良かったんじゃないかってレベルになるからな」


 あ、なるほど、これを翼ちゃんにもやっているんだなと納得。

 面倒見良さそうだもんな。

 口では冷たいことを言いつつも頼られたら放っておけない性格というかさ。


「ありがとうございました、ちょっと恥ずかしかったですけど誰かにやってもらえるって凄く新鮮で嬉しかったです」

「ああまあ……」

「え? どうしたんですか?」


 珍しく言いにくそうな感じ。

 いつもずばっと投手よりも速いストレートを放ってくるからこれには流石に驚いた。

 それこそ新鮮なことだった。


「他の男にはやらせるな」

「え、はは、いませんよそんな人」


 そんなことが言いたかったのかと逆に愛おしくなったぐらい。

 言ったら絶対に怒られるからそんなことを口にはできないけども、やっぱりこういうところが桜庭さんのずるいところなんだ。

 なにもかもが威圧的なら私がこうして一緒に行動したりすることは絶対にないから。

 それだけじゃないと分かっているからこそ、少しの不安や緊張があっても一緒にいられているんだ。

 桜庭さんは曖昧な表情のまま「そうか、帰るわ」と言って出ていこうとする。


「あっ、気をつけてくださいね」

「おう、それじゃあな」


 もうお風呂に入ったのをいいことに冷房が効いた部屋でのんびりと休んでいることにした。

 冗談抜きでこの世の楽園みたいな場所で、できるなら学校へ行かないでこうしていられればいいな、なんて不可能なことを考えつつその日は過ごしたのだった。




「暑いなあ……」


 朝も放課後も毎日暑い。

 これがまだまだ続くと思うと少しだけ憂鬱になる。

 どれだけ暑かろうが制服を着て学校に行かなければならないのは苦痛だった。


「よう」

「あ、おはようございます」


 桜庭さんには関係ないのか普通に元気そうだった。

 こっちなんか歩いているだけで汗をかいているというのにひとりだけ涼しげな感じ。

 おまけに男の子なのにいい匂いで。


「お前、大丈夫か? あ、水飲むか?」

「あ、大丈夫ですよ、学校に着いたら水道のお水をがぶ飲みしますからね」

「我慢するな、ほら飲め」


 あ、冷たい、触れているだけで気持ちがいい。

 中身も少し飲ませてもらって桜庭さんに返す。


「あっ」

「ん?」

「く、口……つけてしまいました」


 早く学校に行かないとという思いから……。


「別にいいよ、行こうぜ」

「あ、はいっ」


 学校に着いた後は教室でいつも通りゆっくりしておく。

 今日は体育もないから校舎内であれば無駄に汗をかくようなこともないだろうと信じておく。


「椛ー、おはよー」

「あ、おはよ」


 お兄さん大好きな少女の割には一緒の時間に出てこないのが彼女、翼ちゃんだった。

 朝はゆっくり寝ていたい派なのかもしれない。

 そう考えると結構早くに登校しようとしている私に合わせてくれるあの人は稀有というか健気というか、単純にお友達に早く会おうとしてしているのかもしれないけどやっぱり可愛いなあ。


「あれ、紅葉くんいないの?」

「うん、今日は来てないよ」


 彼女は「会いに行ってくるっ」と元気良く出ていった。

 それでSHR開始ぎりぎりに戻ってきた彼女はなんか満足気な感じだった。

 とにかく午前中は授業に集中、お昼休み後は寝ないように集中して平和な毎日を過ごしているつもりだ。

 ただまあ、校舎内ここから一歩でも出たら地獄が迎えてくれるわけだからなんとも言えないところだけども。


「依田、アイス食いに行こうぜ」

「アイスですか? いいですね、行きましょうか」

「おう、翼がうるさくてさ」


 そうか、今日は翼ちゃんもいるのか、それなら安心だな。

 どうしても意識は妹の方にいくわけだからこっちは緊張とかする必要はないし、暑いからなるべく体力は温存しておきたい自分としてはその方が良かった。


「今日はカレーだからさー、その中にアイスを入れたら美味しそうじゃない?」

「馬鹿か、ひとつひとつが美味くても混ぜたら駄目な組み合わせも沢山あるんだよ。食後に普通に単体で食べた方が美味いだろ」

「効率だよ効率っ」

「それは非効率だ」


 陽キャ、元気なところはよく似ている。

 きっと私が真似をしようとしても不自然でぎこちなくて相手から「大丈夫?」と聞かれてしまうぐらいのレベルになるだろうから地味に眩しい対象達だった。


「依田は?」

「あ、バニラでお願いします」

「了解」


 バナナとかも美味しいけどシンプルが一番。

 ミルクよりもバニラだ、おこちゃま舌なのかもしれないけど。


「ほらよ」

「ありがとうございます」


 うん、美味しい、いつでも美味しい物ってすごい。

 それも少しお金を出せば食べられるんだからいい時代だと思う。


「椛、私のはダブルだよっ」

「はは、贅沢だね」

「でしょっ? それでこの後は熱いカレーを食べるっ、最高の一日だよねー!」


 私はなにを作ろうかな。

 消費期限が近いお肉が余っているから一パック全て焼いてしまおうか。

 我流のタレを絡めて焼けばもう美味しい肉丼の出来上がりになるわけだしね。


「依田、溶けてるぞ」

「あ、ありがとうございます」


 無事地面に落下させるようなこともなく食べ終え、お金を桜庭さんに渡しておいた。


「ふぅ、美味しかった!」

「たまにはいいよな」

「うん! 紅葉くんや椛と一緒に食べるのが一番いいよ!」


 私もそこに含めてくれるのはありがたいけど少しだけ申し訳なくなることがある。

 理由は単純、まだ出会ってから三ヶ月ぐらいしか経過していないからだ。

 なんとなく地元の高校に入学するのは嫌で他県の高校を志望した自分。

 無事に合格はしたものの、ひとりも知らなくて不安な生活が始まると思っていたところで翼ちゃんが声をかけてくれた。

 入学式から二週間ぐらいが経過した頃に桜庭さんも話しかけてくれて、それからもなにかと来てくれるようにもなって、そうしてくれたからこそ未だに慣れないこの土地でもある程度は普通にいられているというわけだ。

 だからこそ、支えてもらっているだけで問題というか……。


「でもお前、好きな男がいるんだろ?」

「あ、うん……違うクラスの子なんだけどさ」


 それは初耳だった。

 でもそりゃまあいるか、好きな子のひとりやふたりぐらい。

 その想いが届くかどうかは分からないものの、抱えている人はたくさんいるんだろうなぐらいには客観的に思っている。

 私は幸いそういう人がいないからあくまで平和に暮らせているという状態だった。

 もし誰かを好きになってしまったらいつでも苦しくなるだろうからこのままでいい。


「その割には動いている感じがしないな、ほとんど女子といるから女子が好きなんじゃないかと思えてくるぐらいだぞ」

「は、恥ずかしいもん……」

「なにがもんだ、いつもみたいにやかましく行けばいいんだよ」

「紅葉くんも好きな子ができたら絶対に同じようになるよ」

「まだできたことがないからな、分からん」


 ……暑い、立っているだけでも汗がにじみ出る。

 ふたりも食べ終えているのに帰ろうとはしないようだ。

 なんでこちらはこんなに汗っかきなんだろうか?

 別に太っているというわけでもないのに、どちらかと言えば出るところも出ていないのになぜなんだぁ……。


「わっ、すごい汗だよっ?」

「留まっているだけでこうなるんだ……」

「は、早く帰ろう、椛が干からびちゃうっ」


 冗談でもなんでもなくシャツがびしょ濡れになる。

 水で濡れているわけではないから臭いも気になるしどうにかしたいことだけど、願ったところでどうにかなるようなことじゃないから諦めているというのが現状だった。

 保冷剤とかを持ってきてカイロみたいに腋とかに挟んでおくべきだろうか?

 問題があるとすれば冷たいこととすぐにぬるくなってしまうことだけど……。


「ちゃんと水分とか持ってきておけよ」

「はい」


 朝に貰っておいてなんだけど実は持ってきているんだ。

 喉もよく乾くから放課後には残っていないことが多いけど。

 ……とりあえず女子として臭くなければいいなと願いつつ、涼しい家を目指して頑張って歩いたのだった。

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