第55話:対決
「えっと、本当に良いのですか? さすがにまだ能力の差があると思いますけど……」
確かに数値的にはまだまだ遠く及ばない。
それはダンジョンマスターのスキルで確認すれば一目瞭然だった。
それにしても遥の能力が僕たち以上に上がっているのは末恐ろしい。
いつの間にこんなにレベルを上げていたのだろうか?
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【
レベル:102 性別:女 職業:冒険者(ランク:A)
HP:189/189 MP:515/515
筋力:60 耐久:51 魔力:187 精神:166 速度:104
スキル:【上級魔法(レベル:6)】【中級魔法(レベル:10)】【初級魔法(レベル:10)】【鑑定(レベル:5)】【鈍器術(レベル:10)】【疾風(レベル:10)】
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【エリシャ・ラングリッチ】
レベル:45 性別:女 職業:冒険者(ランク:F)
HP:35/35 MP:214/214
筋力:7 耐久:7 魔力:258 精神:210 速度:40
スキル:【上級魔法(レベル:1)】【中魔法(レベル:10)】【初級魔法(レベル:10)】【支援魔法(レベル:8)】
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【
レベル:86 性別:女 職業:冒険者(ランク:A)
HP:678/678 MP:26/24
筋力:225 耐久:78 魔力:6 精神:9 速度:27
スキル:【鈍器術(レベル10)】【オブジェクト破壊(レベル10)】【破壊者(レベル10)】【HP消費攻撃(レベル10)】
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「本当に大丈夫ですか? 明らかに力の差があるのですけど。怪我はしないようにしますが――」
「うん、大丈夫だよ。ううん、大丈夫じゃないけど、ほ、ほらっ、手を抜いてくれるとうれしい……かな?」
「無理ですね。戦いだと血がたぎってしまって、手なんて抜けないですよ」
秋が怖いことを言ってくる。
いや、今までの彼女を見ている限りだと手を抜けるわけがないことは一目瞭然だった。
「えっと、お手柔らかにね……」
だからこそ僕は、苦笑を浮かべながら彼女たちに視線を向けていた。
そして、試合の結果は一瞬で付いていた――。
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