第2話受験勉強と恋のレール

〜夏〜

「あぁ〜疲れた。」これまで頑張ったことないくらい頑張った。目標ができてからずっとまおは勉強をし続けた。平日は学校が終わってから5時間、休日は15時間毎日毎日勉強し続けた…。

だが、まおにとって勉強は苦痛ではなかった。

かず君と同じ高校に行くため、その1つの理由だけでずっと頑張れた。自分はこんなに頑張れるんだ!と、自信もついた。でも、その自信もすぐ崩された。一学期期末テストである。

「テスト返すぞー」先生が言った。まおは落ち着かない。なぜなら、返された点数で喜ぶためだからだ。結果は、全部の教科が平均+15くらいだ。

まおの目からは少し涙がでた。






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