普通じゃない日常とモブヒコくん

モブヒコはあだ名だ。誰が付けたって?クラスメートのユトがつけたあだ名だ。

それはさておき、あいつに見せたいラノベがあるからな。

「よう」

「お、どうした」

手にあったラノベの表紙を見せる。

「この前おすすめなラノベ教えてって言ったじゃん。これおすすめ」

こいつはおすすめラノベ教えてと言ったから、多分知っていると思う。だが、ラノベを読んだことない人や見たことない人は、エロ小説だと勘違いしてしまうんだ。

こいつがエロ小説だと間違えるわけないだろ。

「ぷっ。お前、な...なんでエロ小説持ってきてんの?」

堂々と勘違いされてしまったよ。どうすんの?

「知らないの?ほら『エロマンガ先生』だよ」

「エロ小説じゃん」

怒り度マックスになった。抑えようとしたが、抑えきれなかった。

「もう1回言ったらぶっ飛ばすぞ」

「エロ小説じゃん」


『必殺・まじ殴り』


「ぐあっ!」

「お前はラノベ教えてって言ったのに」

「スミマセンデシタアアアア!」

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