と或る女性教師の、聖夜のストーリー。
世の中はクリスマスイヴムード。
だが彼氏も居ない彼女が仕事後に愛車で向かったのは……カラオケボックス。
いわゆる、ヒトカラである。
孤独も気にせず熱唱する彼女だが、ふと気になったのは一人の女子生徒。
その子は屋上で素晴らしい声で歌う、不思議な少女だった。
その女性教師は、彼女の持つ声に、奏でる嘔に恋をする。
しかし複雑な家庭環境を持つ彼女に、教師としてどう接すればいいのかが分からない。
そんな彼女が、予想外の場所で出逢うこととなり……??
これはテンシのいるセカイ、テンセカでの物語の前日譚でもあります。
作者様の巧みな言葉選びや配置、音楽の旋律のような美しい文章。
テンセカの一端を味わえる、素敵な短編となっております。
こちらをお手に取っていただき、気になった方は是非そちらもご一読ください!!
切なくとも心温まる、素晴らしいセカイを堪能できること間違いなしですよ!