第2話 異世界に立つ

気が付いたら知らない空だった。とかそんなレベルじゃなくて普通に木々が周囲に茂ってて空がそもそもあまり見えないんだけど。


「チクショー!!あのクソジジイ!!!次に会ったら絶対殴ってやるからな!!!」


とまぁそんな感じで叫ばないとやってられない理不尽な目にあったんだけど、一体ここどこよ?いや異世界ってのは解ってるんだけど、そもそも何故に森の中?

普通平原とかじゃない?しかもすぐ近くに村とか街とかあって、そんでそこ目指してとりあえず向かう的な感じだと思うんだけど・・・森の中とか!!どこに向かえばいいのかわかる訳がない!!!


「さてはあのジジイ!!適当に飛ばしやがったか!?」


最後のあの抵抗のせいかもしれないけど、それは仕方ない!あれはジジイが悪いのであって俺は悪くないと思うんだ!しかも結局殴ることも出来ず、変なところに飛ばされるとか損しかしてないじゃねぇか!!


「せめて殴れたなら納得できたんだが・・・」


言っても仕方ない、とりあえずチート能力はあるとかなんとか言ってたし・・・テンプレっていうんなら定番の奴をやってみるか。

異世界物の定番と言えばいくつもある。

とりあえずやってみるのは・・・・


「ステータスオープン」


流 逆(ナガレ ゲキ)

LV 999

HP  99999

MP  99999

筋力 99999

知力 99999

体力 99999

精神 99999

運 -100000


スキル

ナビゲーター 神級

近接の心得  神級

魔導の心得  神級

遠隔の心得  神級

防御の心得  神級


称号

テンプレ神の加護(全スキル使用可能)

テンプレ神の悪戯(スキルダメージブレ幅神級)

テンプレ神の運命(生命にかかわる不幸を回避するが、巻き込まれ体質になる)


「クソジジイーーー!!!!やってくれやがったな!!!!なんだこの運の悪さは!!!基本ステと称号の加護はいいとして残りの二つは明らかに悪意しかないだろ!!!!運の悪さだけオーバーキルか!ってくらいにカンスト超えてるじゃねぇか!!!」


あのジジイはやっぱり生かしておけない、いつか必ず殴りに行ってやるからな。

とはいえ今はどうしようもない。ひとまず何したらいいかわからんがスキル何でも使えるらしいし、鑑定とかもできるのかね?


「とりあえず試しに『鑑定』」


適当にそこら辺の木に向かって鑑定を使ってみた。


【始まりの木】

始まりの森の中にある木。特に何の変哲もないただの木である。適当に焚火にでも使えば?お前にその知識があればだけどm9(^Д^)プギャーwww


「アイエェェェェー!?ナンデー!!?鑑定ナンデー!!??鑑定にディスられたんだけど!?」


何でスキルにディスられなきゃならねぇんだ!?というかなんで意志持ってんだよこいつ!!!


「あのジジイに違いない!!もう嫌なことは全てあのジジイの仕業なんだ・・・そうに違いない・・・ぶつぶつ」


などと文句を言いつつ次にどうするか考えていたが、そういえば案内人がどうとか言っていたのを思い出した。


「そういやあのジジイ、案内人がいるとか言っていたけどどこにいるんだ?そんな奴周囲のどこにも・・・あ!このスキルの『ナビゲーター神級』とかいうやつか!」



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ノリで書いていますので更新は不定期になるかと思われますが、面白いと感じたら応援、コメント、フォロー、評価等してくだされば、筆者もアイエェェ!!と叫ばないで済むと思います。笑

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