『にゃあめん』

やましん(テンパー)

『にゃあめん』


『これは、もの悲しい、お一人様用フィクションである。』

 



        🚪


     次元ドアが開く。


     やましん登場。




ねこママ


 『あら、やましんさん。いらっしゃいにゅあ。』



やましん


 『はあ。まま、にゃあめん。マッサージつき。くたくただあ。』



ねこママ


 『はい、にゃ。お疲れ様にゃん。』



 例によって、奥のほうの、薄暗いテーブルには、ごき軍団の客が張り付いている。


 どうみても、よからぬ相談をしているとしか思えない。


 はとさぶろもカージンゴも、姿がない。



ねこママ


 『はい。やましんさん、にゃあめん。』



 あつあつの、ラーメン🍜🍥である。


 ねこママは、丁寧に前足を消毒し、足場を立てて、やましんの後ろに回り、肩をぐにゃぐにゃしはじめた。

 


やましん


 『ママ、あ、もちょっと、はしっこ。うぎょわ。きく〰️〰️〰️。あ、そこ。そこ。うぎょわ。もちょっと、きつく。つるつる。うあ〰️〰️〰️〰️。あ、ね、ママ、これ、どこらから、仕入れたの?』



ねこママ


 『きくまでもないにゃ。やましんちのだいでころの、袋めんにゃん。』



やましん


 『だろうなあ。まあ、ママ、しか、作ってくれないし。これ、なに?』



  なにやら、怪しい物体である。



ねこママ


 『例の未来トンネル使って、未来のマーケットから仕入れて来た、コオロギさんのフライ。50年後の定番メニューにゃん。』



やましん


 『未来ラーメンかあ。感動的。かなあ。つるつる。』



ねこママ


 『にゅゃあめん、にゃん。』



やましん


 『はいはい。』


         ✴️



 こうして、今日も、ただ、意味もなく夜がふけてゆくのである。



         😸

 

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『にゃあめん』 やましん(テンパー) @yamashin-2

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