第32話 桜井要からの連絡

筆者より


長らく連載を休んでしまって申し訳ありませんでした。


また今後ともよろしくお願いします。








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倉敷波の秘書である、紗良さらが


桜井要からのメール読んだ。




「倉敷波様


初めまして。


私、AA製薬の社長を務めております、桜井要と申します。


今回、倉敷様に調べていただきたいことがあって、ご連絡しました。


会って相談させてもらえないでしょうか?


ご多用の中、申し訳ありませんが、早急に対応をお願いします。


普通の電話だと盗聴されてしまうので、これをお使いください」



紗良さらが手紙を読み終わると、封筒の中から、携帯電話を出した。


「手紙と一緒に携帯電話も入っていました!」


「そこまでするとは。


かなりの案件かもしれませんね。


その人に電話しますか」



そう言って、倉敷波は、電話を受け取った。



「湊、静かにしててね」



こう言って、桜井要に電話をかけた。



3分くらい話をして、波は電話を切った。



「え!?


もう電話終わったんですか!?」


「うん。


今日夜9時にくるって。ここに」


「それは突然ですね」


「うん。なんか、急ぎたいみたいよ」



そして、波は、湊とのおままごとごっこに戻った。



紗良さらは、仕事と子どもの世話をこんなにもしっかりすぐに、モードを切り替えられることに驚きながら、苦笑した。

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