EP6.「地震と共に地中から現る」
ダッダッダッダッダッ!!
ジョンソン「おおぉーーい!! ワルオー! そろそろ試練が行われる時間だから準備をしておいた方が良いとオレはお前に言っておくぞー!!」
ワルオ「!! もうそんな時間か、カイン……だったか? とオレ様は再度お前に聞くぜ。」
カイン「……え? うん、そうだけど?」
ワルオ「お前も試練の参加者らしいな!! なら今からお前は! 試練に合格し勇者となるのを狙うこのオレ様の"ライバル"という事になる!!」
カイン「ら、ライバル……は、ははは……、何か勝手に好敵手認定されたー!」
サリー「ふう、やっとワルオの下へ着いたわね……。今の今までジョンソンと二人で走ってたから少し疲れたわ。……って、あれ? 何か揺れてない? 私の気のせいかしら?」
ジョンソン「んんっ? …………っ!! 少しの間 意識を集中させたオレは付近でやや弱めの"振動"を感じ取ったっ!! サリー! お前の言う通りこの近くで地震が起きているようだぞ!!」
カイン「じ、地震っ!? ホントに!? や、ヤバいじゃねぇか!! 危険だからみんな早くここから離れないと!!」
ワルオ「おいおいカイン? 大袈裟な野郎だなぁお前。そんなに慌てた様子でオレ様たちをまるで避難訓練をするかのように安全な場所へ誘導しようとするだなんて。」
カイン「え、……ええぇ!? この人たち全然焦ってなくないか!?」
グゥィィィィン!!
ジョンソン「……お!! カイン、って言うのか!! 何かよく分からんがオレらの近くの地面に円形状の穴が開いたぞ!! そしてその中から何か出てきそうな気がするぜ!!」
カイン「えええーーーーー!? 地面に穴ーーー!? 一体この平原どうなってんだよーーー!?」
???「おっほっほっほ。……やぁ、試練参加者の諸君、ご機嫌よう。」
ジョンソン「!! やはりオレの予想通り、地面に開いた穴の中から黒いカンカン帽を被り、赤いジャケットを着こなし、口髭と顎髭を生やした特徴的な風貌の男が現れたな!!」
カイン「いやいやいや、誰なんだよあの人はーーー!?」
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