地の文勇者 -説明口調な勇者譚-

K.R.

旅立ち編

EP1.「彼の名前はジョンソン・エクストン」

時計「ピーピピピ、ピーピピピ、7時です、7時です。起床時間です。」


???「あああーーー………よーく寝た、ってもう7時か!? この"MP"を導力として動く目覚まし時計の音を耳にしてオレは自覚したぜ! まずい! 目的地に遅れちまうとっ!!」


ガタリッ!!


ジョンソン「オレはベッドから降りて急いで階段に向かうぜ! ……でオレの名前は"ジョンソン・エクストン"!! この王都・サイファスで暮らしている今日から勇者になる予定の男だ!!」


ジョンソン「ああっ!? しまった! またオレは説明口調に! なんだこいつベラベラと喋りやがって、と読者の罵詈雑言が聞こえてきそうだチクショー!!」


ジョンソン「……とにかく! 一刻も早く勇者となる為に今は領主様の住む屋敷にむかわねぇとなっ!! ……とオレは意気揚々と扉を開けて自宅から出て行くぜ!!」


バタンッ!!

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る