第58話 魔王デスゲルトス
「え!どうして飛び降りたのですか!!」
美咲が驚く
「進む道が有るなら行くのが、良いからな!!」
ジンが笑顔で言う
「ジン様が行くなら付いていきます」
クレアが笑顔で言う
「おーい!!ジン何で飛び降りたんだ!!生きているか!!」
ベクトルが大声で言う
「大丈夫だ!!降りてくるか?それとも1人で帰るか?」
ジンが大声で言う
「は?飛び降りるはず無いだろ!!」
「じゃあ、戻る道を探すから、待っているか?それとも帰るか?」
「・・・・待っている!!必ず美咲さまを連れて帰ってきてくれ!!」
ベクトルが大声で言うと、ジン達は通路を進むことにする
「あ!上がる階段が!!」
美咲が階段を見付けると上がっていく
「え!何これ塞がれている?」
美咲が呟く
「何でしょう・・・何か上に置かれているようですけど・・・」
サーラが苦笑いしながら言う
「何でしょう?」
クレアが真剣に見ている
「美咲どうする?吹き飛ばすか?」
「固そうですので、吹き飛ばした方が早そうですね・・・」
美咲が呟く
「下がってから、クレア最大威力の魔法を放ってくれ!!」
ジンが言うとみんな下がってから
「ファイヤーキャノン」
クレアが魔法を放つと、大爆発する。吹き飛ばされ穴が空いている
「ここは?」
美咲が階段を上がり出ると、大きな部屋になっている
「人間!!いきなり攻撃を仕掛けるとは!!許さんぞ!!」
頭に立派な黒い角を2本に、黒い肌に赤い目をした異形の人がいる
「何だ!!お前誰だ!!入り口を塞ぎやがって!!」
ジンが怒鳴る
「人間めーーーー!!我が玉座を吹き飛ばしておいて、何だその言い様は!!」
「誰だ!!お前は!!偉そうに!!」
「貴様!!我こそは魔王デスゲルトスである!!偉大な魔王に、奇襲を仕掛けた罪、永遠の苦しみを持って償え!!」
魔王デスゲルトスが怒鳴る
「魔王!!」
クレアとサーラと美咲が驚いている
「何だ!!魔王の癖に、このぐらいで怪我しているのか!!」
ジンが怒鳴る
「これでも食らえ!!地獄の業火!!」
黒い炎が周囲を囲む
「魔王!!死ねーーーー!!」
美咲が渾身の一撃を放つと、魔王は片手で防いで美咲を殴り飛ばす
「アクアストーム」
クレアは魔法で炎を吹き飛ばす
「こうだ!!デスフレア」
クレアとサーラは、黒い炎の大爆発に吹き飛ばされる
「ジン様!!気をつけてください!!強すぎます!」
ウルが叫ぶ
「ジン様!!ぶん殴っちゃえ!!」
ドリーが笑顔で言う
「人間!!トドメだ!!デスフ・・・」
魔王デスゲルトスが、魔法を放とうとする。ジンが蹴りを顔面にいれると、魔王は壁まで吹き飛ばされる
「え?これで吹き飛ばされるのか?本当は、弱いのか?」
ジンが真剣に言うと、美咲は剣で、魔王を突き刺しに行く
「この!!!人間め!!我を怒らせるとは!!くそ人間!!」
魔王デスゲルトスが、激怒して、美咲を殴り飛ばして、大きな扉にぶつかると門は少し開く
「はぁーーーー!ふざけるな!!扉は引いて開けるのか!!」
ジンが扉を見て大声で言う
「何だ!!扉から入ってこなかったのは!!開けられなかったからか!!!くそ人間!!」
「解る訳、無いだろ!!押して開かないから、仕方ないだろ!!開け方ぐらい書いておけ!!」
「何だ!!貴様!!扉ぐらいちゃんと調べろ!!真ん中に書いてあるだろ!!」
「あんな文字解るか!!!くそ魔王!!」
「貴様!!!切り刻んでやる!!!」
魔王が激怒して、剣を手に斬りかかってくると、ジンはかわして顔面を思い切り殴る
「アギャーーー!!」
魔王デスゲルトスは、血を吐きながら、歯が砕けている
「ジン様!そのままボコボコにしちゃえ!!」
ドリーが笑ながら言うと、ウルが驚いて呆然としている
「おい魔王!!弱すぎるぞ!!何だ!!殴ったぐらいで、その顔は!!」
ジンが怒鳴る
「ななっなんだ!!貴様ーーー何者だ!!貴様が勇者か!!」
魔王デスゲルトスが後退りしながら言う
「はぁーーー!!勇者はあそこにいる美咲だ!!こっちはただ巻き込まれただけだ!!このクソ魔王!!」
「何でだ!!何故!勇者より強い!!貴様何者だ!!」
「ただの上級剣士だ!!文句有るか!!!クソ魔王!!」
ジンが怒鳴ると、美咲が苦笑いしながら、立ち上がる
「ふざけるな!!デスフレア!!」
魔王デスゲルトスが魔法を放つと、ジンは爆発に巻き込まれる
「痛い!!魔王!!痛いの嫌いなんだ!!痛みは千倍で返してやる!!」
ジンが、ぶちギレると、剣を出して魔王に斬り付ける。魔王は剣で受け止めようとする
「ぎゃーーー!!」
魔王デスゲルトスが剣を受け止めると、ジンの剣はそのまま角、斬り肩に深々と斬り止まる
「面倒だ!!」
ジンが呟き、アイテムボックスから、次の剣を出して横に振ると、胴体を真っ二つにする。頭から真っ二つ斬り裂く
「にんげんごときが・・・・・・」
魔王デスゲルトスが言うと、ジンは次々と微塵切りにする
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