第56話 進撃その2
森に入るとドリーが騒ぎ出す
「木のモンスター!!危ないよ~~!」
「ドリーどれがモンスター?」
ジンが真剣に聞く
「全部!!全部ーー!!」
ドリーが言うと木が動き出す
「あ!!」
次々と枝が叩きつけられてくる
「危なかった!!」
ベクトルが苦笑いしている
「全部燃やします!!」
クレアが笑顔で言うと、次々と炎の魔法を放ち始める
「クレア!!偉い偉い!!全部燃やしちゃえ」
ドリーが応援を始めると、ウルが苦笑いしながら見ている
「あースキッリした!」
クレアが笑顔で言うと森が全焼している
「クレア凄い!木の魔物全部燃やすなんて!!」
美咲が笑顔で言っている
「・・・魔法使いだった、木の魔物に取っては天敵か」
ベクトルが苦笑いしている
「手応えがなさすぎるがな」
「ジン!それを言ったら、俺は見ているだけだぞ!」
「当たり前だろ、雑魚しかいないのだから」
「は?雑魚?ちょっと待て!さっきの奴、魔王軍の幹部クラスだぞ!!」
「そうなのか?雑魚としか見えなかったが」
ジンが呟く
「はい!ジン様!雑魚です!」
クレアが笑顔で言う
「ダメだ!実力が違いすぎる!」
ベクトルが苦笑いしている
「楽勝なのは、良いことだから、早くいきましょう」
美咲が笑顔で言うと歩いていく
山の麓に大きな洞窟の入り口が見えてくる
「あそこが入り口で、迷宮の奥に魔王がいます」
美咲が笑顔で言う
「殴り飛ばしにいくか」
ジンが笑顔で言う
「ジン様なら本当にやりそうです」
クレアが笑顔で言う
「あ!あれは・・・ストーンゴーレム?」
サーラが見て言う
近付くとゴーレムが動き出す
「強そうだから気を付けろ!」
ベクトルが言う
「どのぐらい強いか確認するか・・・」
ジンが呟き、歩いて近付いていくと、ゴーレムは腕を挙げて振り下ろしてくる、ジンはかわす
「このぐらいの速度か」
ジンが呟き、ゴーレムが次々と腕を振り回して、ジンに攻撃してくると、ジンはかわしながら剣を抜く。腕目掛けて剣を振り、腕を切り落として、腕は勢いよく飛んでいく
「あ!ジン様凄いー!そのままバラバラにしちゃえーー!」
ドリーが笑いながら言うとジンは、四肢を斬る
「ゴーレムは、どうしたら活動停止する?」
「ジン様!!核を壊してください」
ウルが真剣に叫ぶ、ジンは真っ二つに斬って核を探す
「これがそうか?」
「これです!ジン様!!」
ウルが確認して言うと、ジンは剣を突き刺して、砕き、ゴーレムはバラバラに崩れ始める
「ゴーレムはこうやって倒せば良いのか!」
ジンが笑顔で言うと、ゴーレムが近付いてくる。ジンは笑顔でゴーレムを真っ二つにしてから、核を砕いていく
「ジンさん遊んでないですよね」
サーラが呟くと、クレアが笑っている
「どうでしょう、本気だしてないので、多分ゴーレムを壊して遊んでいるように見えます。」
美咲が言うと、後ろでベクトルが苦笑いしながら見ている
「これで終わりか?つまらないな」
ジンが呟く
「ジン様~!このまま全部壊しちゃえ!」
ドリーが笑いながら言うと、ウルが呆れながら苦笑いしている
「次はどんなのが出てくるかな?」
「ジン様遊んでいましたか?」
クレアが笑いながら言う
「斬るのが楽しかったから、もっと出てきて欲しいな」
「ジンさん遊んでいますね」
サーラが苦笑いしながら言う
「雑魚だから仕方ない!手応えが有って、面白かったぞ」
ジンが笑い始めるとベクトルが苦笑いしている
(ジンは強すぎる!!ゴーレムなんて普通倒せないぞ・・・ん?俺は何もしてない!)
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