第53話 特訓
5日後王都に戻る
「買取りお願いします」
クレアが言うと魔石の袋を持ち上げる
「えーと!奥にどうぞ、ここだと邪魔になりますので」
職員が苦笑いして言うと、応接室に魔石の袋を置く。職員達は魔石の数を数え始める
「明日の朝かな?」
「はい!そうしてください」
職員が笑顔で言うと、冒険者ギルドを出る
「美咲はどうする?」
「え!一緒にいたら嫌なのですか?」
「別に構わないが、クレアとサーラの転職するぐらいだけど」
ジンが苦笑いしている
「その後また修行するのですよね?」
「レベル1じゃ大変だからな」
「置いていかれないように、一緒にいます。」
美咲が微笑みながら言うと、クレアは嬉しそうに笑い、装置の有る建物に着くと、サーラが転職に入っていく
「クレア、今回は1人で考えて、1人で転職出来るかな?」
ジンが微笑みながら言う
「え!ジン様一緒に見て欲しい」
クレアが真剣に言う
「クレアは、もう1人前だから1人でも大丈夫、どんなスキルを取得すれば良いか解っていると思うしね」
「そうだけど、1人だと寂しいです」
「クレアなら大丈夫、ダメだったら戻って来て、もう一度一緒に入れば良いからね」
ジンが微笑みながら言うとクレアは頷く
「ジンさん凄く強くなっていました!転職しても物凄い能力になっていました」
サーラが笑顔で言うと、クレアが中に入っていく
「やっぱりサーラも強くなっていたんだね」
「はい!信じられないぐらいになっていました」
サーラが笑顔で言う
「やっぱりサーラさんも、人外の実力になっているのですね、100レベルまで転職しない人などいませんから・・・」
美咲が笑顔で言う
「私もジンさんに言われるまで、こんなに能力が上がるなんて思いませんでした」
「私もかなり強くなりました、従者はジンさんとサーラさんとクレアさんに任せる方が、安心出来ます」
美咲が笑顔で言う
「勝手に従者にするな!」
ジンが笑いながら言うと、美咲が笑い始める
「ジン様!出来ました!!1人で転職出来ました」
クレア笑顔で走ってくる
「それは良かった!これで安心できる」
「はい!ジン様!!」
クレアが笑顔で言うと、サーラが微笑んでいる
「私もちょっとスキルを取得してきます」
美咲が言うと中に入っていく
「まさか・・・こんなに能力が上がるなんて思って無かったです」
美咲が笑顔で言う
「オーガぐらいは余裕で倒せるかな?」
「そうですね、倒せると思いますが、ジンさんの足元にも及びません」
「まだまだ強くなれるな」
ジンが笑い出すと、美咲は微笑んでいる。宿屋に向かい、翌朝再びウルの領域で修行に出掛ける事にする
5日後、王都に戻ってくると、ベクトルが冒険者ギルドの前で待っている
「美咲!ジン!やっと帰ってきたか!」
「ベクトルどうしたの?」
「美咲!!帰ってこないから心配していたんだ!」
ベクトルが苦笑いしている
「ジンさんの実力の理由は解りました、私もかなりレベルアップしたよ」
美咲が笑顔で言う
「それは良かったが、魔王軍討伐はどうする?」
「行くわ!今の実力なら突破出来ます!」
美咲が笑顔で言う
「わかった!準備するが、明日出発で良いか?」
「良いわ!ジンさん同行お願いします」
美咲が笑顔で言う
「明後日にしよう!あれだけ訓練したから1日休んだ方が良い」
ジンが笑顔で言う
「あ!そうですね、装備も出来れば買い換えたいです」
サーラが笑顔で言う
「確かにそうだな・・・わかった!!明後日出発にするぞ」
ベクトルが笑顔で言うと美咲は笑顔で頷いている
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