第34話 ウルと領域

夜になり休憩をすることにする

「ジン様強いですね・・・桁違いです」

ウルが笑顔で言う

「これで、いくらかレベルも上がったとは思うが、まだまだ弱いですね」

「え!これだけ強くて、まだまだ強くなろうと思っているのですか?」

「歩みを止めたら、そこまでの人ですから!!」

ジンが微笑みながら言うとウルは呆れている

「ドリアードだけで、こんなに強い人は、初めてですね、大抵はドリアードと契約すると全てを占領するために動く人が殆どですが、あなたは逆にドリアードを制御しています」

「え!!我が儘過ぎるからかな?」

「その通りですね」

ウルはドリーを見て笑っている


「ジンさん、まだ理解に苦しむのですが、何故独り言を?」

サーラが苦笑いしている

「ん?あ!見えてないからか!」

ジンが笑い出す

「え!見えてないからか?」

「ドリー、一度姿を見えるように出来るか?」

「はい!ジン様!」

ドリーはウルを見てから姿を現す

「え!せせせ精霊様!!」

サーラが驚いている

「そう言うことだ!」

「見えて初めて理解しました・・・精霊様の加護を受けていたのですね」

サーラが笑顔で言う

「お姉ちゃんジン様の凄さわかった?」

クレアが嬉しそうに言う

「ギルドマスターは、知っていたのですか?」

「知っていたから、殺そうと仕掛けてきたが、ドリーが自分の意思で話をするとは、思ってなかったんだろう」

ジンが微笑むとサーラは納得している



翌朝ジン達が目を覚ます

「ウル魔力上限は上がっているのか?」

「残念ながら結界とゴーレム両方は、まだ不可能です」

「そうか・・・結界解いて戦うのと、外で戦うのはどっちが良いかな?」

「結界の外で戦って頂いた方が、後の事を考えると良いと思います」

ウルは考えながら言う

「わかった!じゃあ両隣を殲滅してくるか」

ジンが笑顔で言う

「ジン様面倒なので中央部と周囲5つの領域を殲滅を勧めます」

ドリーが笑顔で言う

「そうだな!そうするか!!」

ジンが笑うとウルが驚いてジンを見ている

「そこまですると、折角取った領域から、魔力を魔物に奪われます」

「日に何回か殲滅してやれば良いよな?」

「ジン様に負担が大きすぎますので、無理はしないでください」

「疲れたら帰ってくる」

ジンが笑顔で言うと結界の外に出ていく

「結界は解いていますので、すぐに集まってくると思います」

ドリーが笑顔で言うとウルの分体は驚いている

「何時もこんな無理を!!」

ウルが驚いている。魔物が集まり始めると、ジンは次々と切り裂き始め、雑魚をクレアとサーラが倒し始める


魔物がいなくなるとクレアとサーラは魔石を拾い始める

「・・・・本当に倒しきるなんて・・・ほとんど1人で倒していました・・・ジン様はどのぐらい実力が有るか解りません」

ウルが困惑しながら呟く。ジンはゆっくり領域のボスを見付けに歩き出す

「ジン様いました!大蛇ですね」

ドリーが嬉しそうに笑いながら言うと、ジンは一気に接近していく。大蛇は体液を跳ばしてくるがかわしながら、接近して頭を斬り飛ばす。大蛇は黒い霧になって消えていく

「弱いな」

ジンが呟くとウルは信じやれない表情になっている

「マスター権限オープン」

ジンは確認してから、代行者をウルにしてから、ウルに調整を任せて閉じる

「ジン様次はどうします?」

クレアが笑顔で言うとサーラが苦笑いしている

「次のボスを潰しにいくよ」

ジンが笑顔で言うと歩き出す。魔物が集まり始めると次々と倒しながら進んでいく


そのまま一気に5ヶ所の領域ボスを倒すと休憩をする事にする

「本当に5ヶ所を全部殲滅するなんて・・・普通で無いです・・・ジン様は凄すぎます」

ウルが言うとドリーが嬉しそうに飛び回っている

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