第2話過去を振り返って思う事・・・後悔って後で悔やむって書くんだって本当の事だよね

朝から疲れ果て、教室の机に突っ伏して深い溜息を吐く。


朝から最悪。

何で毎回毎回出会う度、見かける度、走り寄ってくるんだアノ変態バカ。

しかも隠れててもいきなり背後に湧いてくるわ・・・そして抱き着いてくるそれを殴るまでが毎回の流れ作業になりつつあるのが物悲しい。


あの変態を相手にするためにこの学校選んだわけじゃないんだけど・・・



最近とみに思う。

今死んだら絶対ぜぇぇぇっっっったい死ぬ時思い出すのは楽しかった思い出とかより、今現在自分に付き纏ってる変態バカに振り回されてる状況だと断言できる自分が嫌・・・本気で嫌だ。



そんな走馬灯は絶対嫌だよ゚(゚´Д`゚)゚誰でもそんなのイヤだよね?!



兄さんと同じ高校に受かって嬉しかった・・・その為に頑張ったんだからね。

そこは良かった嬉しかった。



そこに変態さえ付いていなければ・・・。



本当マジで戻れるものなら出会いすら無かった事にしてください(´・ω・`)

過去を振り返ってみた・・・うん、毎朝その思いが更新され続けてるってどうよ?


始まりは本当に突然でした・・・



入学して、兄さんに会いに行ったら兄の近くにアノ変態がいた。

兄さんを呼んでもらった・・・こっちを見た兄さんに笑顔で手を振ろうとした瞬間




「運命だね!?きっと神様のお導きだ!!俺と付き合って、そうだ今すぐ式場にレッツゴーε=(/*~▽)/」



と言って手を握ってきた・・・変態、東条咲良。

固まる俺。数秒固まった・・・そして浮かんだのは何言ってんだコイツ?である。

これまでこんな存在に出会った事なんてなかったからどうしていいか分からずとりあえず手を振りほどこうとした。

ふと冷気を感じて視線を上げると別の意味で固まる事になった。


だって今迄見た事もない笑顔とどす黒いオーラを放って変態の頭を鷲掴んで締め上げてる兄が居たから。


「悠紀・・・教室に戻っておきなね?後で連絡するから」

「え?あ・・・分かった・・・」



そう答えてすぐさま回れ右してとりあえず怖かったので・・・逃げたよ・・・超逃げたよ俺は・・・


だってね?

今迄生きてきた中で・・・変態と出会ったことなんて無かったし。

むしろ生涯会いたくなかったよ。


そして見たこともない兄の豹変ぶりがちょっと・・・かなり怖かったんだよ。

いつも優しくてカッコイイ俺の兄さんが・・・鬼の形相で・・・でも超いい笑顔で変態の頭を鷲掴みだよ・・・怖いじゃん。

ちょっとトラウマになった。


それから変態が俺に何か言う度、何かしようとする度兄さんが傍にいるともれなく魔王に豹変する・・・。



変態が近くにいると高速で寄ってくる。

殴るのも蹴り飛ばすのも疲れたよ(つд⊂)

兄が魔王になるのも心臓に悪いよ゚(゚´Д`゚)゚



入学して1ヶ月、俺もう超後悔してる・・・選択間違ったって・・・。

おとなしく先生の言うようにもう一ランクあげた高校行っておけばよかった・・・と。

兄さんに言われた通り、違う学校に通えば良かったって・・・



後悔先に立たずを体感中です・・・(´・ω・`)

後悔って後で悔やむって書くんだって本当の事だよねって本当なんだと理解した。嬉しくないけど。






終。

短い(;゚Д゚)!


悠紀過去を振り返り・・・後悔中。



後悔するも遅く(´・ω・`)

でも大好きな兄ちゃんと同じ学校に居たい悠紀。

大事な弟に飛びつく変態咲良を駆除するのに黒い笑顔で鷲掴みする貴李。

でも兄弟という事は(^×^ )オシエナイヨ


だって余計に咲良がうざくなりそうなんだもん色んな意味で( `д´) ケッ!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る