3日で終わる世界
山鳥王里
第1話 序章
世界が終わるまであと3日
3日後に地球に小惑星の隕石が衝突すると告げられた。恐竜が絶滅した時よりも大きなものであり、人類絶滅の確率は100%である。隕石衝突による直接的な被害で死ぬことはなくても、隕石衝突の影響により地球の気温が大きく変化し、人が生活できる環境ではなくなる。
「残された命が残り3日だとしたら、あなたなら何をしますか。」
お金を好きなだけ使う。
美味しいものを食べる。
ゲームを全クリする。
好きな人と一緒に過ごす。
友達と遊んで過ごす。
家族と一緒に過ごす。
俺ならそうやって過ごすだろうと考えていた。
好きな人と好きなことを時間の許す限りして過ごす。
そうすると思っていた。
だが、実際にそうなったとき、人を自分だけが死ぬのならばそうやって過ごせる人もいるのかもしれない。
しかし、全てが終わるとわかったとき、
周りにいる人全員の明日が来ないとわかったとき、
果たして同じように過ごせるだろうか...
「人はなぜ死ぬのか」
「何のために生まれてきたのか」
「死ぬために生まれてきたのか」
「生きるとは何なのか」
全てが終わるとわかったとき、人は本当の意味で生と死について向き合うことになる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます