第3の人間がいる可能性はあるか?

作品といえば、評論家がいる。

しかし、評論家は、その作品をまず読んで、それから評論する。よって、評論家は、読者の一人である。


作品を書籍化して、商業的に売ろうとする出版社・出版者がいる。

しかし、この者たちも、その作品をまず読んで、それから出版するかどうか、どう修正すれば売れるかを考える。よって、出版社・出版者も、読者の一人である。


電子作品だと触れられないが、リアルの物体としての作品つまり本なら、触れることができる。その本に触れることにより、利用する人もいる。

例えば、枕代わりにする人、踏み台代わりにする人、背表紙を並べて部屋のインテリア代わりにする人など。

このひとたちには、2種類、いる。作品内容を読む人と、読まない人。

それでは、この読まない人が、第3の人間なのか?


そもそも作品内容を読まない人は、作品に関わっているといえるのだろうか?

ただその物体としての価値のみに関わっているだけであり、これは、作品の関係者といえないと思う。


こうしてみてみると、作品に関わる人間は、やはり、作る人と、見る人の2種類しか、いないのだと分かる。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る