第12話 吸血姫さんのこれから。

 無事に大会は終わって2人とは連絡先を交換した。下心ゼロには見えなかったけど2人とゲームするのは楽しかったし、ゲーム友達として交換くらいいいかなって感じに思った。


 あと、掲示板とかで結構バズってたらしい。月見さんはこれを機に配信者になるとか言っていた。ストーンさんはロシアに戻って仕事を頑張るらしい。


 私はというと、今後の動きについて悩んでいた。まずは信頼できる女の子を見つけないといけない。


 前世でやりたいと思っていたことは――ゲーム大会に出ることは叶ったから――配信者になってみたいとか、せっかくの容姿なのでモデルもやりたい。それとアーティストもやりたいな。長く続かなかったけどピアノもちょっとかじってたし。


 あと、関係ないけど私立の学校に行ってチヤホヤされたいなあ。前世で顔は中の上くらい(自称)だったから特にそういうことはなかったけど、学校のマドンナがチヤホヤされてて正直めっちゃ羨ましかった。


 まあ私には時間が人間よりいっぱいあるんだしこれからもっとやりたいことは出てくるよね。


 せっかくだからまずは配信者からでも始めたみようかな。SNSも作って準優勝とMVPのことを呟いて宣伝しとこう。


「バズってるだけあってフォロワー結構増えたな」


 月見さんがいってた通りAJEXのコミュニティで話題になっていることや、最後に戦ったプロチームや配信者さんがリツイートやいいねをしてくれたのですぐにフォロワーが増えた。


 プロの人と配信者さんとかはしっかりとフォローバックしておく。


 ついでに配信すること伝えてチャンネルのURLも載せといたら一個も動画あげてないのに登録者が1万人を超えた。


 AJEXの世界人気半端ねぇな……


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る