第66話 性的マイノリティLGBTQIA+について

  私が書いた長編小説「釣りガールズ」の主人公はふたりいて、どちらも性的マイノリティです。ひとりはレズビアンで、ひとりはクエスチョニング。気楽に読める百合小説として書き始めたライトな話ですが、書いているうちに性的マイノリティへの関心が深まってきました。

 今回のエッセイはLGBTQIA+について書きます。

 Lはレズビアン、Gはゲイ、Bはバイセクシュアル、Tはトランスジェンダー。これらについては比較的知られているので、説明を省きます。

 Qはクエスチョニング。自分の心の性がわからない、意図的に決めていない、または決まっていない人です。

 Iはインターセックス。生まれつき男女両方の身体的特徴を持つ人です。

 Aはアセクシュアル。誰に対しても恋愛感情や性的欲求を抱かない人です。

 +は前記では説明しきれないその他の人です。性の多様性は昔からあったはずですが、近年著しく言語化されるようになりました。

 性的マイノリティは差別されやすく、それらの人々に対して友好的な人や差別をしない人をアライと言います。私はアライでありたいと思っています。表現活動において、浅慮で差別的な文章を書いてしまわないか怖いです。

 これらの知識は「釣りガールズ」を書き始めてから知りました。私は無知でした。

 しかし性的マイノリティを扱った作品を愛好していたことに気づきました。特に百合と呼ばれる女性同士の恋愛等を描いたもの。「魔法少女まどか☆マギカ」「裏世界ピクニック」「咲」「ストライクウィッチーズ」「響け!ユーフォニアム」「君と漕ぐ」「なめらかな世界と、その敵」「小林さんちのメイドラゴン」などが好きです。

 また、トランスジェンダーを扱った「この恋と、その未来。」に感動しました。

 性的なものに限らず、小説等ではマイノリティがテーマになることが少なくないです。マイノリティの主人公には、人生や社会の問題を託しやすいからでしょう。

「釣りガールズ」には特に崇高な理念はなく、青春恋愛エンターテイメント小説をめざして書きました。

 アライではない点がありましたら、ご指摘していただければ幸いです。こ意見等を反映して訂正できるかどうかはわかりませんが、こ指導にはきっと感謝いたします。

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