第57話 訊くと聴くと聞くを使い分けているか。
また細かい話題です。
私は原則として質問するときには「訊く」を使い、音楽や自然音を聴覚で感知するときには「聴く」を使い、人の話に耳を傾けるときには「聞く」を使っていました。
でも最近なんだか面倒くさくなって、使い分けをやめ、連載中の長編「釣りガールズ」では「聞く」に統一しました。
純文学かエンタメ文学かでもちがうかもしれません。純文学はより繊細なこだわりの表現が求められるような気がします。
初期の長野まゆみさんが凄く綺麗な漢字を使っていたような記憶があります。いま本が手元にないので、確認できないのですが。
「いま」と「今」はどうでしょう。
私は「今」を使っていたのですが、多くのプロが「いま」を使っているのに最近気づいて、現在は表記揺れしています。
「つづく」はどうでしょうか。私は漢字の「続く」を使っているのですが、最近ひらがなの方がかっこいい気がしてきました。
「かっこいい」か「カッコいい」か「格好いい」も表記揺れしそうですね。どれも捨てがたいです。
「幼馴染」か「幼なじみ」かも悩ましいです。
「子供」か「子ども」かも迷います。
「まあ」か「まぁ」はどうでしょう。
私は小さい「ぁ」を多用していたのですが、少数派であることに気づいて、近頃は普通サイズの「あ」を使うようになりました。
漢字ひらがなカタカナが混ざり合う日本語。表意文字と表音文字が混じる日本語。むずかしいですね。
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