第27話 孔明と魏延
前書き:歴史好きの日本人の多くがそうであるように、僕は三国志が好きです。何か語りたい。大した作文ではありません。ありふれたことを言ってやがる、と笑って読んでいただければ幸いです。
諸葛亮孔明は三国志演義において、神のごとき智謀の持ち主として描かれ、軍事的にも天才的軍師とされているが、魏を打ち破ることができないままその生涯を終えた。
孔明が本当に軍事的天才であったなら、蜀を足掛かりにして、天下を統一できたはずである。できないまでも、蜀をもっと拡張できたであろう。それができなかったことそのものが、孔明が軍事的にはそれほどの才を持っていなかった証拠と見ることができる。特に目新しい説ではないはずだ。
曹操と並ぶ三国志上の軍事的天才は赤壁の戦いを指揮した周瑜で、彼が若くして死んだために、呉は伸長できなかった。
蜀の軍事的天才は魏延だった可能性がある。彼は孔明に長安に近い潼関を突く作戦を提案したが、容れられなかった。孔明は慎重すぎたきらいがある。
三国志演義において、魏延は孔明に逆らう悪者として描かれている。もし孔明がその本領である内治に専念し、軍事を魏延に任せていたら、蜀はあるいは天下を統一したかもしれない。
しかしその場合は悲劇の丞相孔明の名は今ほど有名ではなかっただろう。志半ばで逝ったことが、諸葛亮孔明の名を不朽にした。そして我々は三国志を楽しめているのである。
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