間章
ザクッと第一章のあらすじ 〜カズキ&マクリー特別出演〜
🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙
第一章のあらすじです! 第一章から引き続きお楽しみの方は、すっ飛ばして下さっても構いません! 本編には全く影響はございません!
MC:カズキ(航空戦闘部戦闘班所属『
マクリー(風竜の後継竜)
🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙
「ボクは若月和希16歳。ボートレーサーを夢見る可憐な乙女!」
「……自分で『可憐』とか言いますかね……」
「うるさいよマクリー! ちょっと黙っててくれよ! 話が先に進まないないじゃんか!」
「はいはい、わかりましたよ……続きをどうぞお願いします」
「うむ。わかればよろしい。……ゴホゲフン! えーでは、改めて。ボートレーサーを目指していたボクは、レース実習中の事故がきっかけで、何故か異世界の空に投げ出されてしまったんだ」
「それを助けたのは爆誕前の吾輩、ですけどね」
「まあ……そのことについては素直にお礼を言わせてもらうけど……ちょっとシャラップ!」
「……ホント、カズキは我儘ですね。吾輩にも少しは喋らせてくださいよ!」
「今日はボクが進行役なんだから! ……でね、まだ生まれる前のマクリーに助けられて、どうにか一命を取り留めたボクだけど、その落ちた先はなんとなんと! 全長750mもある大きな竜の上! その竜……風竜って言うんだけど、その竜の背では人々が暮らしていて、軍隊制度で統治された『モン・フェリヴィント』と呼ばれる場所だったんだ」
「空から落ちてきたカズキを感じたときは吾輩、体に稲妻が走りましたよ!」
「そんなこんなで竜の背の上での生活が始まった訳だけど、最初はひどいもんだったよ。平たく言えば……ただのパシリだよ」
「吾輩が完全に目覚める前でしたが、カズキとの意識とは同調してましたからね。大変だったのは知ってますよ」
「まあね……『
「同じパシリ仲間のジェスターと一緒にですね」
「そう! 何かとボクを助けてくれたジェスターと一緒にね。……最初はヤな奴だと思ってたけど、案外いい子だったからね」
「根はまっすぐな子ですからね、ジェスターは」
「それからは急展開さ。空賊が襲ってきたり、マクリーが生まれたり、地上に降りてギスタって奴と戦ったり。……そして地上でこの世界を創造したって言う、マクリーのお母さん、母竜の思念と出会ったんだ」
「……母上……。今も眠ってるって言ってたけど……また会いたいのです……」
「はいそこ! ……気持ちはわかるけど湿っぽくならない! 大丈夫。きっとどこかでマクリーの事を待っているって。……そしてボクはなんと! その母竜から、マクリーの養育費代わりに競艇ボートを創造してもらったんだ!」
「あれは母上の想いが詰まったボートなのです。大切にしてくださいね」
「もちろんだよ! ボクが競艇ボートをぞんざいに扱うわけないだろ! ボートレーサーの卵なんだから。……むしろマクリーよりボートのほうが大事だよ!」
「……今、何か言いましたか。カズキ」
「ウソウソ、冗談だよ。それでマクリーのお母さん、母竜から『この世界に点在する銀幕を壊してほしい』と頼まれたんだ」
「銀幕がこの世界の力を吸い上げているって言ってましたからね」
「それを聞いたボクたちは『モン・フェリヴィント』の若きリーダー、ヴェルナードさんたちと一緒に銀幕破壊に向けて準備を始めたんだ。そしたらなんと、銀幕は元の世界、地球と繋がっているらしいって事実が分かったんだよ」
「カズキは元の世界に帰るために、いろいろ頑張っていましたからね」
「ボクも競艇ボートを改造した
「吾輩……絶対にマーズを許せないのです! 母上をいじめた悪いヤツですから!」
「ボクだってそうさ! ……だけどマーズは地球の悪意が生み出した存在らしく、ボクに地球へ戻る選択肢をくれたんだ」
「……結局カズキは、この世界に残ることを選びましたけどね」
「そんなの当たり前!! だってそうだろ!? 『モン・フェリヴィント』の仲間を見捨てて、ボクだけのほほんと元の世界に戻れるわけないじゃん!」
「……吾輩、カズキのそういうところがとても好きなのです」
「ま、まあボクはマクリーの継母だし? 地球にいる家族も大切だけど、仲間も同じくらい大切だからね」
「そして吾輩たちの秘密兵器で、銀幕を見事破壊したんですよね!」
「みんなを助けられて本当によかったよ! そしてボクはこの世界、『モン・フェリヴィント』の地に残ることに決めたんだ。銀幕をすべて破壊して、マーズを止めるために!」
「『モン・フェリヴィント』の
「うん! ここからが本当の戦いの始まりさ! ヴェルナードさんも『国』を作りたいって言ってたしね! ボクも頑張らないと!」
「吾輩も頑張るのです! カズキ。これからもよろしくなのです!」
「うん! よろしく頼むよ! 何せ競艇ボートを改造したボクの
「……ジェスターとの仲も、どうなるのでしょうね(ポソリ)」
「……んん!? マクリー! 今、何か言ったかい!?」
「いいえ、何も言ってないのです」
「ホントにホントにざっくりだけど、第一章のあらすじでした! それでは引き続き第二章をお楽しみください!」
「第二章では、吾輩もたくさん活躍するのです!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます