大量の眷族作り
取り敢えず眷属を大量に作るにあたり、俺はアイテムボックスから大量の魔石とダンジョンで得たドロップアイテムを取り出した。
「さてと。やっていきますか。まずは魔石を適当に置く。そんでもってドロップ品を適当に置く。そして本にあった眷属の知識を思い出して唱える。【合成・創生・生まれよ我が忠実なる眷属よ】」
眷属創生LV1を獲得しました。
「よし、成功した。スキルも獲得した。上手くいってるな。見た目は何か恐竜みたいな感じだな。普通に強そう。よし、この調子でガンガン作る。いや、創生していくぞ。頑張れ俺。エイエイオーーー」
1時間後
大量に眷属を作り出しました。
最初の方は一体ずつしか創生出来なかったが。レベルが上がるに連れて一度に創生できる数も増えていき。
1時間もする頃には眷属創生のレベルは7まで上昇して。一度に創生できる数も。レベル1で1体。レベル2で2体。レベル3で4体。レベル4で6体。レベル5で12体。レベル6で24体。レベル7で48体とかなり増えた。
おかげで効率は大幅アップ。ガンガン眷属創生にいそしんだ。
更に2時間後。
手持ちの食糧と使っている武器、防具以外のすべてのドロップ品を眷属に作り変えました。
中々大変で途中から無心になってやっていたが、レベルは9まで上昇した。レベル9、倍々ルールなので172体だ。一回の眷属創生で172体だ。更に凄いのが。ドロップ品と魔石を指定しなくても自動で選別して眷属を創生してくれるようになった。
これがかなりありがたかった。おかげで効率はガンガンアップであれだけ山のようにあったドロップ品がみるみる消えていった。
そんなわけで、出来た眷属の数はとにかくいっぱいだ。
少なく見積もっても1万以上はいる。俺はこれだけの眷属を作って何をするつもりなのかな?国でも亡ぼすの?それとも世界征服か?いや。まあ、冗談をよして。俺がここまで眷属を創生したのは俺が強くなるためだ。
というわけで、強くなるため、多少の環境破壊には目を瞑ろう。
「さあ。眷属達よ。魔物を狩れ、スキルを獲得しろ。とにかくひたすらに強くなれ。そして俺に還元しろ。さあ、行け」
俺が眷属達に向けてそう叫ぶと、眷属達は一斉に走り、飛び、潜り、転移し、瞬間移動し。各々俺の命令をこなすために動き出した。
「さてと、これでかなりのスキルと経験値が出に入るだろう」
そう。俺は楽観的に言った。
次の瞬間。
レベルが上がりました。
レベルが上がりました。
レベルが上がりました。
レベルが上がりました。
レベルが上がりました。
レベルが上がりました。
頭の中にレベルが上がったという報告音が鳴り響く。
「ちょっ、早すぎ、早すぎ」
移動LV1を獲得しました。
レベルが上がりました。
土潜りLV1を獲得しました。
穴掘りLV1を獲得しました。
レベルが上がりました。
腕肥大化LV1を獲得しました。
異形化LV1を獲得しました。
レベルが上がりました。
頭の中に大量のアナウンスが流れ込む。
ヤバいは舐めてたわ。そりゃそうだ。あれだけの眷属を解き放った。
彼らは命令通りに俺の為にスキルを獲得しレベルを上げているのだ。
当たり前だけど大量スキル獲得&レベルアップするわなってこのアナウンスクッソうるさいな。
止められないかな?
アナウンス設定をoffにしますか?
マジかよ。offに出来るのかよ。
「そりゃもちろんイエスで」
アナウンスがoffになりました。
よしアナウンスoffに出来たこれでうるさい通知から解放されるな。
さてとじゃあ今からレベル上げでもしますか。まあ、ぶっちゃけスキルもレベルも放っておけば勝手に上がっていくがそれに胡坐をかいていちゃあダメだろうしね。うん頑張りますか。
まあレベル上げる場所はそうだなやっぱりダンジョンかな。
うん。ダンジョンがいいね。一応本で読んだ知識をもとにいくつかある大迷宮と呼ばれる場所に向かって攻略していきますか。そういうのを攻略していけばレベルもスキルも上がるだろ。
ほんでもって素材も獲得できるだろうから、ある程度素材がたまったらばまた眷属創生をすればいい。そうして眷属を増やせば増やすほど俺は成長していくのだから。
うん。我ながら完璧だな。よし頑張るぞ。俺。一か月間本気で強くなるために努力してくぞ。
エイエイエオーーーーーーーーー
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