迷宮の床は壊してなんぼ
「重いわ超重いわ、まあ、今の俺の力だと神には勝てないということはなんとなく分かるがあれだな。この手紙を見ると時空神ロットイをぶち殺したくなってきた。いや待て少し考えろ、この手紙は本当のことなのか、もしかしたら嘘の手紙かも知れないじゃないかってまあ、それなら、俺にスキルを与えた理由が分かんないし・・・・・・決めた、あれこれ考えるのは止めようというか考えても仕方がない、そんなことよりも早くダンジョン攻略をして、クソ魔導士を殺そう。そんでもってお母さんを救い出そう。メイドさんを救おう。そうと決まればダンジョン攻略再開だ、行くぞ、イト、フース」
手紙を読み終わり手紙の中身について、思考した後、ダンジョン攻略をする為、イトとフースを呼んだときに気が付く。
「イトとフースがいない」
という事実に。
・・・・・・・・・・・・・・
ヤバい、ヤバい、ヤバい、ヤバい。ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバ過ぎる
「フースは最悪いなくなってもいいが、イトは駄目だ。なんだかんだで一緒に死線をくぐり抜けて、一緒に魔物を倒し、一緒にご飯を食べてきた大切な俺の眷属、いやそれ以上の家族のような存在であるイトがいないんだ。駄目だ。俺にはイトがいないと駄目だ。俺はもう完全にイトに依存しきっている。イトを探さなければ。まず第一にイトを探さなければ。イトイトイトイトイト。駄目だ落ち着け落ち着こう俺、イトを探す方法はある。取り乱すのは良くない。よし、探すぞ。気配完全支配発動・イト探知」
ギャア~~~~~~
俺が気配完全支配を発動させて瞬間、とんでもないぐらいの、情報が流れ頭に激痛が走る。
並列思考のLVがMXAになりました。
並列思考がエクストラスキル多重思考に進化しました。
激痛に襲われてから10秒ほどで、スキル進化のアナウンスが流れ、激痛が嘘のように引く、いくら成長補正があるといえ、ここまで簡単にスキルが獲得できると怖いな。それに多重思考って凄い有用そうだな。いや今はそんなことよりもイトだ。気配完全支配を発動させた結果、いつもよりも、無茶苦茶広範囲を確認できた、そのおかげで、イトとフースの居場所が分かった、それは・・・・・・
「300階層のボス部屋だ、しかも、フースは瀕死、イトは重症だ。ついでに言うと、ここは186階層だ・・・って何でイトが300階層にいるんだよ~~~」
俺は心からの叫び声は上げた 300階層に行くまで、132階層も進まなければならない、そしたら、1階層に10分かかるとして、1320分もかかる、そんなに時間をかけたら、イトが危ない、後フースも・・・どうするか・・・
というかそもそも300階層とかいけるのか俺の今のこの戦闘能力でクッソヤバい。ヤバすぎる。
そうして俺は新たに獲得した多重思考を使い深く思考を開始する。
今の俺の手持ちは何か?今の俺のステータスはどうだ?今の俺の戦闘力はどれくらいだ。どうすれば早くイトのいる300階層にたどり着ける?
考えろ俺?考えろ思考しろ、思考しろ、思考しろ・・・・・・
「あっそうだ、ダンジョンの床をぶち抜けばいいなだ」
そう思いつくと、魔石を消費して発動させてステータスを100倍まであげる、そうしたら腕に力を込めて、思いっ切りダンジョンの床を殴った。
ドッカン
そんな、音がダンジョンに鳴り響き床が砕け183階層に着地する。
エクストラスキル武王のLVがMAXになりました。
エクストラスキル魔導王のLVがMAXになりました。
エクストラスキル武王がアルティメットスキル【武王・極】に進化しました。
エクストラスキル魔導王がアルティメットスキル【魔導王・極】に進化しました。
「とんでもないスキル手に入れたけど、スキルの効果の確認は後、イトが先だ」
そう言いながら、ダンジョンの床を壊そうとしたら、
Gaaaaaaaaaa
何百もの魔物が一斉に襲いかかって来たから
「強者の権限発動・【死】」
そう叫ぶと、魔物が一斉に死んでドロップ品に変わる、そうしたもったいないのと放置したら他の魔物が食べたり取り込んで強くなる可能性があるのでアイテムボックスにしまう。
エクストラスキル強者の権限のLVがMAXになりました。
エクストラスキル強者の権限がアルティメットスキル【絶対者の権限】に進化しました。
ノーマルスキルアイテムボックスのLVがMAXになりました。
ノーマルスキルアイテムボックスがエクストラスキル【亜空間】に進化しました。
スキルが進化した。確認は後、早く次の階層に行かなければ、そう思いながら、ダンジョンの床を壊す、そして、襲いかかって来る魔物を絶対者の権限で殺しドロップ品をアイテムボックスに入れて、また、ダンジョンの床を壊す、その、一連の行動にかかる時間は驚異の1秒、そしてその一連の動きを繰り返すこと132回、なんとか俺はイトがいる。300階層に辿り着いた。そしてそこで見たものはグチャグチャの肉片があちらこちらに散らばっていたボス部屋だった。
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