とんでもない物を作り上げてしまった
しかし、この騎士どうしようか?
俺がスキル獲得の為に作った骸骨騎士、身長40センチ程度全部が骨で出来ている。あんまり強くはなさそうというかカッコよくないな。
・・・・・・・・・・・
よし、決めた取り敢えず、カッコよく補強しよう。理由は?そんなのもは俺の中二病心が騒いだからに決まっているだろう。
まずは、そうだな関節なんかが突っついたら壊れそうなんで土魔法で補強をしていくか、それだと見栄えが悪いから。
鎧に兜、剣に盾を土魔法で覆わせてより硬く騎士っぽくしてみますか。
――――――――作業中――――――――
作業終了
なかなかカッコよくは・・・なってないな。
まあ、色が全て茶色だけだし・・・というか土だし。
そうだ、良いこと思いついた。付与魔法だ、付与魔法使って火や水や風を付与すれば色とかつくんじゃないかな?
よし、そうと決まったら早速付与だ。
鎧と兜には風、剣には火、盾には水
イメージとしては風、火、水の力を閉じ込めるような感じで。さあ。想像しろ、想像しろ。
ピカ~~~~~~
俺が魔法を使うと、一瞬光ったのち騎士の鎧と兜が緑色に剣は赤色に盾は水色になった。
付与魔法LV1を獲得しました。
四大元素魔法のLVが1上がりました。
よし、スキルもゲットしたし、騎士も大分かっこよくなったな。
こうなると、動かしたくなるな。それがロマンという物だろ。
しかし、どうすれば動くのだろうか・・・・・・。分からん。
あっ、そうだメイドさんに聞こう、困った時のメイドさんだな。
まあ、少々メイドさんに頼りすぎな気もしなくはないがしょうがない。強くなるためだし。それと何故か分からないけど俺はこのメイドさんを信頼、信用できる。血のつながりを感じるレベルで。ま、流石にそんなことはないか。気にし過ぎだ気にし過ぎだ。
まあ、俺はスキルの効果でメイドさんが何か俺にスキルを使っていても効かないからな。あ、でも、俺の持ってるスキルは知覚しないと効果を発揮しなかったな。
一応、魅了・洗脳・誘導等々、思い当たるもの全てを考えてみるか。
・・・・・・・・・・
よし。考えた、確認した。やっぱりメイドさんは何もスキルを使用していない。
そもそも、俺のスキル敵意感知に反応していないしね。てなわけで、メイドさんにこの騎士の動かし方聞いてみますか。
「すみません、私が創った、この骸骨騎士どうしたら動きますかね?」
「そうですね、勇者様、基本的にそういう類の人工的に作られた人形は、魔石を付けるかMPをこまめに入れるかで動けるようになりますね」
相変わらず冷たい目で言うが気にしないでいこう。というか、それが普通の顔だな。それに、やっぱり凄くメイドさんの事を愛しく思えてくる。まあ、メイドさん美人だしね。当たり前か。
まあ、いいや、取り敢えず騎士を動かそう。まあ一応メイドさんの説明を聞いて自分なりに解釈を加えて考えてみた、まあ、多分だけど俺のラノベ知識とか考えて魔物は魔力を持った生物で魔石はその魔物の核または心臓てっところかな?ほんでもって、こういう器に魔力を注ぐか心臓・核の役割を果たす魔石をはめ込むことにより、動くってところかな。なるほどね。
一応その考えで合っているのかを気になったのでメイドさんに聞いてみたが、それであってるらしい。
てなわけで、魔石を作ろう。
イエ~~~~~~イ
イメージとしては俺の持ってるスキル四大元素魔法と混沌の魔力を混ぜて結晶にするような感じで。
魔力をひたすらに圧縮していく。魔力を圧縮、圧縮、圧縮、圧縮、圧縮、圧縮。
そうやって魔力を圧縮していくと感じる急激な脱力感。かなりキツイ。慌ててステータ確認したらMPが残り10やった、結構キツイこれは魔力が足りなくなりそう。
MP回復速度上昇・MP増加のLVが上がりました。
よし、良いところでレベルアップした。だいぶ楽になった。この勢いで頑張るぞ。
俺はそのまま魔力を圧縮していく。
ヤバい今度は魔力があふれそうになってきた。これで溢れたら俺のせっかくの努力がパーだ、水の泡だ。そうならないよう、魔力がこぼれないように包みこまなきゃ。
ハア~~~~~~。俺は集中し、イメージする。魔力が薄い膜となり、この溢れて暴走しそうな圧縮された魔力を包み込むのを。
イメージする。イメージする。ひたすらにイメージする。想像する。想像する。ひたすらに想像していく。
結界魔法LV2を獲得しました。
よし、いけるぞ。魔力が溢れるのが収まった。
この調子で頑張るぞ。
そして、ひたすらに魔力を圧縮すること10分。
「出来た~~~~~~」
ユニークスキル【魔石生産】を獲得しました。
やっとだやっと出来たんだ。ついでに、スキルも手に入れたし。というかユニークスキルじゃないか、うわ、めちゃくちゃ嬉しい。
いやでも、めちゃくちゃ疲れた。いや、本当に疲れた。MPを急激に使用したことによる脱力、思った以上に辛かった。出来れば、もう二度と体験したくないな。
まあ、いい、そんな事よりもこの手にある10センチ程の綺麗な魔石。いや、俺の努力いや魔力の結晶だな。
本当に嬉しいわ、いやでも、何となくこれってどんなものかな気になるな。情報を確認するスキルとか持ってないからな。確認できないな。悔しいって、そうだ、持ってないなら手に入れればいいじゃないか。何のための成長補正だ。俺はこの魔石の情報が見たいと必死に念じながら魔石を見た。
人工魂神魔石
人工的に作られた四大元素と混沌の力が込められた、普通ならばそこそこの価値しかないはずの魔石なのだが、とある理由から辺りを漂っていた神の力が加えられた魂の欠片が混ざりとんでもない価値となってしまった魔石。
この魔石を使えば使用者は神の力の一端に触れることが出来る。
レア度・神
鑑定LV1を獲得しました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「とんでもないもの軽はずみ作ってしまった~~~~~~」
いや、待て待て待て、待て、待て、落ち着こう一旦、これはどういうことだ。神の力が加えられた魂って何、それ、いや本当に何、何でおかしくない、どこにそんなものが出てきた。いや、分からない。
本気でどうしよう・・・・・・・・・・・・・・・こんなとんでもないもの。
「勇者様大声を挙げられてどうしたのですか」
急にメイドさんに話しかけられた。俺はそれにビックリして。
「あっ」
と間抜けな声を出し。
手が滑って人工魂神魔石を落とした。そしてその先には俺の作った騎士が・・・・・・・
シュウ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
騎士の体に触れたとたん魔石が吸い込まれた。
「こんにちは、ご主人様」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「騎士が喋った~~~~~~~~、つ~か、俺のとんでも魔石が~~~、やらかしちまった~~~」
――――――――――――――――――――
この魔石の正体は後々明かします。
ちゃんと考えてますよ。無計画じゃないですから、安心してください。
後スキル敵意察知はあくまで敵意です。明確に害をなそうと思われることにより発動します。ようは明確な害のない感情を向けられた場合は敵意察知は反応しません。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます