※これは、実話を元にしたお話です

普通に挨拶しただけなのに……1

「リーン！」

カクヨムを見ているとスマホが元気よく鳴った。

通知を開き、見てみると、クラスメイトからルームへの招待の知らせだった。

「なんで俺なんかに…」

ブツブツ呟きながらも通知を押し、L〇NEを開くと、ちょうどクラスの奴らが挨拶をしていた。

あやね:ハロー！みんな元気してたー？

たく: @あやね 俺は元気やぞー

あやね: @たく 良かったー 春休み入ってから中々会えてないもんねー

まりさ:ちょいー、2人で話すのは別んとこでやってよー！

もー、ベタベタベタベタ、うるさいわ！

あやね:キャー真面目ちゃんだー、こわーい笑

まりさ: 酷いいようだな(笑)

二、三分前の会話を辿り、クラスの中心人物達が俺を招待したことが分かる。

よぉ！みんな、元気してたか？:俺

既読だけついていて、無視していると逆にいじられると困るし、一応挨拶をしておく。

あやね＆まりさ＆たく: ……

「クソ！またかよ……」

ベットの上であぐらをかきながらスマホを見ていたが、つい、ベットに投げつけてしまった。

俺は、何故か浮いてしまうのだ。

普通に挨拶しただけなのに……