答えのない問

答えのない問は何故か、

答えがある問よりも心に残る。


しこりのように残り続け、考えさせ続ける。


問題集やテスト、そんなものには答えがあるのに。


僕らがふと不思議に思うことには答えがほとんどない。


それはなんでだろう?


これもまた、答えのない問だ。


何でいつもいると気付かないのに、

離れると大切だったことに気付くのだろう。


大切なものだって気付けていれば、

ちゃんと大切にできるのに。

感謝できるのに。


多分青春ってそういうことだ。


気付かないのに。

大人になると「大切だった」って思える瞬間のこと。


明日死ぬみたいに必死で生きてる、そんな時間のこと。

僕らはまだ。

それを味わうだけの時間が十二分にある。


さぁ問題です。


「答えのない問=青春」

の方程式は成り立ちますか?

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