失われた青春

@ao-riku

第1話 発症

 私は、早生まれだったので、3歳になるとすぐに幼稚園に入園した。それまでは、本当にごく普通の子だったと思う。

気がつかなかった。誰も...

もし、この頃、親や幼稚園の先生が...誰か1人でも理解してくれていたら、私の人生は、変わっていただろうか。

 私は、家では、凄くお喋りだったけど、幼稚園では、全く話さない子だった。正確には、話せなかった。人前で話そうとすると、頭が真っ白になり、言葉がでなくなる。この症状は、後に場面喊黙症という社会不安障害の一つである事に気づく。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る