閑話 ~転生者ルーク~
はぁ?修行……ですと?なんだそれは。
「あ、あの修行って、何をするんですか?」
「主に、剣術、武術、魔法のです」ニコリ。
に、にっこり笑って訳の分からんことを言うな!
「………それは何でてす?」
「簡単に死なれたら、面白く無いじゃないですか。私の管理する世界で楽しんで貰いたい」
はぁ…なんだか不思議なことになったぞ?
しかし、俺は体がないぞ?
どうすんだっけ?さっきなんか言ってたが?
「さて、そうしたら私の作った体に貴方の魂を入れちゃいますよ?」
「は!入れ……?」
「あ!安心してくださいね?この体は一時的なものですよ?蘇芳さんは生まれ変わりに成りますが……わたしが飛びきりの!イケメンに生まれ変われる様にしておきますから!任せてくださいね?」
「はぁ……?」
「さて、始めましょうか?」ニコリと笑うが……。
なんだろうか嫌な予感しかしないのだが………。
それから…………どれぐらいの時が立ったのか……?
神の世界で修行も終わり、どうやら俺はカミルが造った世界に転生するようだ……。
できれば転生先は平和な世界が良いなぁ~?
と、ぼんやり考える。
「さて、蘇芳さん!準備ができたのでその輪の中に立って下さい」
「分かった」
言われた通りに光輪の中に立つ。
「それでは蘇芳さん。お元気で!下界でも頑張ってくださいね?修行の成果は少しづつ成長と共に出てくると思いますよ。しっかり鍛えて下さいね?ですが、経験値は漠上がりすると思います。何せ魂が修行の経験を覚えてますから……さて、そろそろ時間ですね……」
「な、なんか分からないが……世話になった。ありがとう。それと地球での記憶は……特に彼女の記憶は消してくれ!頼む!」
「ええ、辛い思いは消してしあげますよ。それでは頑張って!楽しんで下さいね?」
カミラが指をパチリと鳴らすと光の輪に吸い込まれる。
「う、うわぁ~!」
と、叫びながら蘇芳は下界に旅立って行った。
「フフフ!これから楽しみですねぇ~?じっくり貴方の時間を見せて下さい。フフフ」
そして蘇芳は無事に転生出来た。
両親が居て兄、も居る。
名をルーク・マクゥエル公爵家の三男として暮らして行く事となる。(本当は次男)
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