第13話 魔物検索

 自室に戻り一息つく。


「ルーク様?それで明日からはどう動きますか?」

「ん~そうだねぇ………」


 マップ標示………お、出た。

 で、魔物の強さ順に色で標示………。

 出たねぇ浅い森の辺りは、小物だからな。

 マシューと………グレゴルとトレバンを呼んで、ラムセス達と狩りして貰って……後は俺とオルタ達かな。


「セバ!ラムセス達とオルタ達を食堂へ通しておいてくれ」

「畏まりましたが、ルーク様は?」

「俺はマシュー達と、連絡を取ってから行くよ。あいつらには、先に食事をして貰っててくれ。なんなら、お前も食事を取ってくれ」

「承知したしました。でしたら私はラムセス達を迎えに行きますが………ルーク様?」

「なに?」

「余り、無理をなさらない様に。最近は忙し過ぎでは?」

「そう?まぁ、あの女共がやらかさなかったら、ゆっくりは、出来てたろうね?だけど、冒険者であいつらと居た時よりは楽だけど?」


 そう口を滑らしたら……セバスがお怒りのようだ。

 何故?


「そう……でしたか。……それは、それは………(私のご主人様に…………)」


 ニヤリと笑いながら、ゴゴゴゴゴ…………と、セバスの身体から黒いオーラが出てくるのが見える。


「お、おい!セバ!なに怒ってんだよ!おいって!セバ、落ち着け!セバ~」

「あぁ、申し訳ありません。取り乱しましたね?それでは私は失礼して、ご用事を片付けて参りますので」

「お、おう!頼む」


 こ、恐かった久々に黒いオーラ出してたね?なんでだ?


(メッセージ、マシュー聞こえるか?)

(え、え?あ、はい!聞こえます)

(いま、暇?)

(は、はい!(俺はルーク様と話してるんだよな?合ってるか?)暇です)

(そうか、なら今からグレゴルとトレバン連れて、屋敷の食堂へ来いよ)

(え?えっえ、え?)

(ハハハ。「え」が多いけど大丈夫か?)

(は、はい。し、食堂ですね?トレバンとグレゴルですね?)

(おう!直ぐに向かえよ?)

(は、はい!直ぐに!)


 そしてまた、マップを見る。

 赤標示で一番大きな点を鑑定……。


鑑定


グリフォン

レベル50


 ん?グリフォン?これは……退治していいのか?

 後は……ワイバーンにレッサードラゴン?ワイバーンは良いとして、レッサードラゴンだと!こっちの方が厄介じゃねぇ~かよ!

あとは、キングオーガ、グレートベアにキングスネーク、あとは、ポイズンスパイダー、トロール、トレント。

 あ!トレントね?あれは良い素材だから高く売れる。

 まあ、そんなもんか?

 あとは、小動物ね……。

 これは捕まえて、森を少し残して囲って保護だな。

 動物好きな世話できる人を探すか?

 あれ!かわいいんだよね?

 パールラビット!あれは大人しくて。

 しかしあの狭い森に………いや、山か?

 に、こんなに危険な魔物居たのかよ?

 あ!城下町の門は魔物避けの結界張ってたしな、来れないわな!町には下りて来るわけないな。アハハ!

 しっかし…山の中に、魔物がこれだけ居たのか…。

 それなら魔物退治した後、領地境から結界張るかな。

 その方がこっちの領地は安泰だよな?

 だが冒険者泣かせになるし依頼は減るのか?

 おっと脱線した……。


「さてそろそろ食堂に向かうかね」



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