お前じゃないと、追い出されたが、最強に成りました。ざまぁ～見ろ（笑）

第11話 ストッパー

「そ、そうか……それは困ったね？」

　空いてる土地って未だあったか？

「フム………エルク？」

「なんてすか？父上？」

「土地は未だ有ったよな？」

「ええまぁ～、有りますが？丁度北の母上が入っている建物の後ろが空き地に為りますが…。ですが……隣の領地と境ですよ。余り広げる事は、お勧めしませんが…」

「だが……そこまで広げなくても良いのだろ？」

「ですが………」

「未だ何か問題が、あったか？」

「森林ですから厄介ですよ？魔物もいるでしょうし？」

　ほぅ……魔物ね？どれマップ魔物赤標示……。

　居ますね……あ！それならオルタ達と魔物退治できるじゃんか？

「父上？それなら魔物退治がてら、土地を広げますが？」

「そ、そうか？それなら頼むか……すまんなルーク毎回………」

「ルー」

「なんですエル兄上？」

「手助けは？」

「ええっと……影達の訓練？」

「そ、それは……前からの約束だろう。他は？」

「でしたら……今此方に向かっている、叔父上達の隊に。何処から混じったのか？鼠10人が居ります。叔父上達がここに到着したら退治してください」

「わ、分かった」

「ルーク？すみません……それで鼠の出所は分かるのかな？」

　ん～またそれは……難しくはないと思うけど……。

　できれば立ち入りたくはないね？

　ここは、俺は無理だと断っても良いよな？

「カミル兄さん」

「なんだい、無理は言わないよ？」

「リストはお渡しします。ですがそれ以上は……」

「あ！そこまで頼らないよ？大丈夫！父上達が到着したらリストは、渡してくれるんでしょ？」

「はい！それはちゃんと、お渡ししますよ」

「なら大丈夫！ラインも、居るしね？」

「ライン……」

「ハハハ、あれでも頼りには成るからね？」

　まぁ、そうだね？王都の騎士団に居たんだもんな？腕は立つか。

「それなら、チャッチャッとやっちゃいますよ？」

「そ、そうか。なら頼む」

「承知しましたよ父上、後の事は宜しくお願いしますね？」

「分かってる。任せろ！エルクも、居るしな？」

「任せろよ？」

「任せました。では3日目処で、やりますよ？そして4日目に？」

「あぁ、それで………」

「でしたら明日から始めますね。ラインいくかな、カミル兄さん？」

　あ……！巻き込むなよって顔してるね…？

「ラインは、だめですよルーク。すみませんね手伝えなくて？他は協力しますが……」

「相変わらず……過保護だね、カミルは？」

　まったくですね？エルク兄上！貴方は違う意味で過保護ですがね？

「良いのですよ！止める役が居ないとあいつは……」

　あ！ストッパーなのね？

　ライン………どんだけなのか？