第7話 準備?

「少しばかり話が、逸れてますよ。父上、奴の処分は?直接言い渡すのですか?」


 お!エルク兄、機動修正感謝。


「私は顔なんぞ、見たくないが……。ルークはどうする?」

「私は何とも………」


 俺としては「ざまぁ!」はしたいがな!


「それなら、私がルーと一緒に最後勧告をしてきますよ?」

「な、兄上がですか?」


 何も兄上、がそんなことをしなくても……。


「エルクが行くか……ならば、仕方ない私も行こう。嫌?この城に引き立てるか?」

「あぁ、そうしますか?謁見の場が汚れますが……。後で綺麗に掃除をすれば、良いだけですからね。で?処分内容は?」

「そうだな……ルークには2年もの、辛い思いをさせたしな?罪は償って貰おうか?極刑が妥当だろよ」


 ああ、是非そうしてくれ!

 俺はあの場で、多分死んでも良いような怪我を負わされたからな!あれは本当に痛かった……。まぁ、油断した俺も悪いがな?


「そうですね……影の報告ですと、仲間を見捨てたとか?」

「それはまた………死罪が妥当かな?」

「父上?それでしたらお願いが。奴は犯罪者奴隷に一旦落としてから、鉱山で5年働いた後で。死罪が良いのでは?」

「ほぅ……それは随分と……。まぁ、現場で痛い思いをしたのはルークだからな?それで落とすか?」

「フフフ。それならいつ頃にしますか?」

「ふむ……サリバン一家が此方に到着するのが、1週間後になるらしいのでな……。その前には、蹴りを付けるか?」


 そうなんだよなぁ~また騒がしくなるな…。


「では、4日後は?如何ですか?」

「そうだな……通達にも、時間が掛かるか……。フォルクス!」

「は!如何しましたか?」

「騎士団長の、ガルシアを私の執務室へ呼べ!私も移動する」

「畏まりました」

「では、私達も移動を……」

「あぁ、来てくれ」

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