第29話 ルーク怒る。

「それで父上、ちゃんと説明して下さいませんか?私に?」(怒)

「そ、そう怒るなルーク情報が上がって居るなら、話さなくても良かろう」

「父上、怒って良いですか?!」


 威圧を軽く掛ける。


「い、いやルークす、すまん。話す!話すから納めろ威圧が半端ないぞ!」

「ふん!」

「ルーク!不貞腐れないで頂戴!面倒だわ!」


 面倒だと!ブチ!!

 その言葉を母から聞いて、ぶちギレた!

 なにも言わずに、立ち上がり執務室から出て行こうとした。


「「ルーク何処にいく」の」

「私に話が無いのなら、出て行くだけですが何か?“面倒だ”!そうですので失礼致します!」


すたすたと扉の前迄行き、ドアノブに手を掛けた瞬間に母から、詫びがあった。


「ルーク御免なさい。酷い対応をしたわ」


 振り返り母を睨む。


「母上?何が酷いのかを、ちゃんとお分かりで?」

「ひっ!え、ええ」

「お疲れなのは分かりますが、当たらないで貰いませんか?私も忙いのですよ?」


貴女のせいでね?偶に、この母は俺に当たるのだ。本当に止めて欲しい俺は悪くない。


「御免なさいね?だって本当に面倒何だもの」

「母上、本当に怒って良いですか?当たるならチェスにして下さい。あれなら絶対に怒りませんよ?鈍感なので………」ムス!と不貞腐れる。


酷い言いようだ、兄に対してそれで良いのか?と思うが誰もなにも言わない。


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