第16話 呼び出し
メイド長のナタリが執務室の前でノックをする。
「旦那様、ナタリでございます。お呼びと伺いましたが」
「中に入れ」
「失礼致します」
扉を開けて腰を折り用事を聞く。
「旦那様、奥様。ご用でしょうか」
「あぁ、ナタリすまんな、至急ここにローズを呼んでくれ」
「承知致しました。お呼びして参りますので、暫くお待ちくださいませ」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
トントンと部屋の扉をノックする音がする。
それに気づいたマルレイが、ローズに確認を取る。
お嬢様何方かがお見栄ですが、如何致しますか?
「出て、伺って頂戴」
すると、扉の外からメイド長の声がした。
「お嬢様、旦那様がお呼びでございます。至急執務室迄、お越し下さいませ」
「まぁ、お父様からのお呼びですか。マルレイ行くわよ、支度して頂戴」
「はい、少々お待ちを」
支度が終わり部屋から出ると、メイド長が控えて待って居たので、マルレイと三人で父の執務室に向かう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます