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古くなった校舎の耐震工事中のことです。多目的室の壁にある大きな鏡の中から、白骨化したひとりの少女の遺体が見つかりました。
遺体が身につけていた制服のデザインを見た学校関係者が、十年以上前に行方不明になった少女の事件を思い出し、遺体がその少女だとわかったそうです。
その多目的室は、事件当時も工事をしていたそうで、殺された少女は、長年のあいだ、ずっと鏡のむこう側に隠されていたことになります。
あっ、そうそう!
骨だけになってしまった少女が、どうして殺されたとわかったのかというと、頭の骨が砕けてへこんでいたそうですよ。
もちろん、事件はこれだけで終わりませんでした。
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