妖紀伝

流水思源

第2話 プロローグ2

 決まった内容の妖怪にそこ待っで関心があった訳ではないが車内に掲示されていた広告が興味を誘うものだったので今回の研究学習には期待を抱かずにはいられなかった。 


 「フィールドワークでも神社とか行く前に事前に文献とかで調べる必要があるな、昂がさっき博物館のこと言ってたけど今度行ってみないか?」


 「うん!恭也の言う通りだね。昂の言ってた博物館には次の休日にみんなで行こう、開いてる日教えてね。」

 

 「ぼくは、土日どちらでもいいです。」


 諒太はもじもじしながら、鏡花の問に待ってましたと言うように予定がないことを三人に伝えた。


 「そういえばその博物館のパンフレット持ってるから今だすな」



 ”妖怪博〜人間の理解を超える奇怪で異常な現象

            噂話や世間話などを基とする現代の妖怪編〜”


 

 「これなんだけど・・・おれは土曜日がいいかな」

 

 俺は鏡花にファイルに挟んでいたパンフレットを渡した。


 「俺も昂と同じく土曜がいいかな」 


 「なら土曜日に決まりね、なら駅に9時集合でいい?」


 「「わかった」」


鏡花は三人の意見を聞き決定した。

 授業の終わりの号令がかかるまでお互い何かを考えているのか、黙って各自の行動をした。俺もただ黙ってパンフレットの妖怪の絵を眺めていた。



 「ねぇ、今の昂君だよね、私未だに彼が喋ってるところ見たことないんだけどw」

 

 「たしか鏡花さんと同じ中学校だったて聞いた、」

 

 「あぁ、学年一位の恭也くんと同中なんだぁ」


 俺が自販機でジュースを買いに行くとベンチに座る二人の女子生徒に噂されているのを聞いた。

 俺が前を通ると話を変えたが、どうやら”地獄耳だから噂話をすると突然俺が現れる”と密かに噂されているようで、初めてそれを聞いたとき思わず笑ってしまったが、聞こえているからあえて本人の前を通っていることの結果なのだろうと思うをかなかった。


 

 部活が無い俺は普段終礼のあとすぐに家に帰るのだが、今回は以前話した他校の友人大輝とまた駅の喫茶店で話す約束をしていたので駅に向かった。

 駅に着くと大輝は手を振り俺は大輝の方えと向かった。


 「ところで今度の土曜日、一緒に先輩の家に行くをしてたけど何時集合にしようか?」


 「すまん、そっちの約束は忘れてた。今日学校の授業で博物館に行かないと行けなくなってグループのみんなに話して曜日変更してもらうわ」


 「いや、無理なら別にいいよ最も学校の用事ならそっちを優先したをうがいいと思う。実はこっちはもう一人臨時で来てくれる人をすでに見つけてるから」


 「ごめん、ところで先輩の家に何しに行くんだっけ?」


 「なんか、面白い遊びに関することらしい」


 「新しい遊びって明らかにやばいヤツじゃんw」


 「だから昂には一緒に来るだけでいいって話だったろ?俺も積極的につるむつもりないしwただこの前気になること先輩自身が話してたからな、それの確認するためだけだぜ」


 「今度その気になることってヤツ教えてな」




 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

妖紀伝 流水思源 @Sigenn

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ