『高齢ごき倫理規定』
やましん(テンパー)
『高齢ごき倫理規定』
その壱
『高齢ごきは、のさばってはならない。』
その弐
『高齢ごきは、社会の邪魔になってはならない。』
その参
『高齢ごきは、有効需要の喚起に協力すべし。』
その四
『高齢ごきは、たとえ、功績があっても、控えめにすへし。』
その五
『引退したら、ひたすら、おとなしくせよ。』
その六
『出せと言われたら出せ。』
その七
『後輩を罵ってはならぬ。呪ってはならぬ。ただ、励ますのみ。』
その八
『すべてにおいて、謙虚であるべし。』
その九
『高齢ごきは、五ごき以上で集まってはならない。』
その十
『時が来たと悟ったら、あきらめるべし。利害関係ごきとの、共食いは禁止する。』
ごき総務大臣補佐
『このようなあたりで、いかがでしょうかごき。』
ごき大統領
『たいへん、よいが、たれが、あの、大将に見せに行くのごき?』
ごき総務大臣補佐
『そりゃ、あなたでごき。大臣は、自分の任にあらずと、か。』
ま、とりあえず、めでたく、廃案となった。
『高齢ごき倫理規定』 やましん(テンパー) @yamashin-2
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