第4話 忘れやすい?

 「さて帰れ」


 ヤタロウは・・・・・

ジョーの言葉に・・・・・


 力強く・・・・・


 「できん」

「力量の差は分かる」


 「だが力が念術が優れていようが」

「行使できなければ意味がない」


 ジョーは頷く・・・・・


 「討たれてでもなさねばならない」

「正しい覚悟で」


 「間違いはない」


 「だが」

「間違えている」


 「言ってもわからないだろうが」


 ヤタロウは頷き・・・・・


 黒き焔を腕から伸ばし・・・・・

それはハルバートに・・・・


 ハルバートを手に・・・・・

ヤタロウはジョーを睨み・・・・・


 「ああ」

「それですむなら」


 「・・・・・・・・・」


 ヤタロウは目を閉じ・・・・・

そして目を開け・・・・・


 「なあ?」

「機神ないのか?」


 「いやつくれるよな?」

「今の俺がまとってんのはもしかして」


 「勇者用でいらないとかか?」


 凛々しいままで・・・・・

ヤタロウは尋ねる・・・・


 剣こそ持っているが・・・・・

髪の毛反逆髪だが・・・・


 ヴァラフ姿のジョー・・・・・


 後ろのヒナガイストも気がつき・・・・・

尋ねる・・・・・


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