サトシイズベリー反社
サトシ「本当に爆乳なんでしょうね?」
先輩「ああ………それより頭上に気を付けろよ」
サトシは先輩の言うその頭上ってやつを眺めてみた
サトシ「あれはなんですか?」
先輩「あれ? ただのカラスだよ。お前、視力がどうかしているんじゃないのか」
確かに言われてみれば何の変哲も無いただのカラスだった
サトシ「じゃあ一体、何に気を付けろって言うんですか?」
先輩「あれだよ、あれを見ろ」
サトシは見上げた
カラスだった
三羽
サトシ「カラスですね………」
先輩「お前、何見てるんだよ、空全体を見てみろよ」
サトシは改めて一ヶ所ではなく空全体を見つめてみた
だが特に何も異常は無いように思えた
サトシ「それよりも本当に爆乳なんでしょうね?」
先輩「ああ、でも頭上には気を付けろよ」
サトシは先輩の言う頭上を見上げた
何もおかしな点は見当たらなかった
サトシ「先輩、おれの爆乳好きは自分でも些か常軌を逸していると思っています………でも先輩がそんなおれに爆乳を紹介してくれるって言うから今日はわくわくしながらピクニック感覚で来てみたんですよ」
先輩は無言で頷いた
サトシ「………しかし」
先輩はサトシの発言を遮るようにして言った
先輩「本当に爆乳かどうか………なんだろ?」
なんでもお見通しだ
全く敵わないなあこの人には
サトシ「ちぇっお見通しかあ」
サトシ「人によって爆乳の定義が異なってくるのは当然だと思います。先輩の言う爆乳とおれの爆乳、果たしてどっちがより強いのか………」
その時だった
頭上からあれが降り掛かってきてみんな死んだ
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