人生の誤り
おれの部屋に
おれの部屋に
練乳など必要は無い
そのような衝撃的発言をして
目の前の鳩が揺らいだ
ぐにゃり
鳩なのにね
おれは指をしゃぶりながらそれを見つめていた
まるで世界が半透明になったみたいさ
それか酸素が液体になったみたいな
まるで鳩もどきのような鳩たちに囲まれて
おれの部屋に
おれの部屋に
練乳など必要は無い
「今度、来たら強姦するぞ」
そう恫喝
おれの趣味は強姦
履歴書にもそう書いてある
おれの顔が履歴書なのだ
「ママー、いかにもあの人、強姦しそうね」
幼児は純粋で物事の本質を見抜く能力に長けている
流石に幼児を強姦するわけにもいかないので鳩で我慢した
ポップコーンをばら撒けば善人か悪人かの判別もつかずやって来るのだから性犯罪には適した存在だ
早速、公園のど真ん中でおれは陰茎を突き立てた
「鳩よ! 犯すぞ!」
そうわざわざ声に出し自分を鼓舞した
その時だった
おれはもしかしたら人生を誤ったのかもしれないなと思ったのは
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