&α
「ただいま」
「おっ。おかえり」
「あれ。くつろいでるね。わたしがいなくてさびしかった?」
「まだ消えてから半日しか経ってない」
「でもみんな忘れてたでしょ、わたしのこと」
「まあ、仕事なんだから、しかたないよ。おれは自分が覚えてればそれでいいし」
「あ」
「なんすか」
「あなたのあたまからわたしの匂いがします」
「あ。ばれた」
「さびしかったんでしょ。わたしのシャンプーなんか使っちゃってさ」
「いや、なんとなくですね。特に理由とかはないです」
「照れなくていいのよお。さっ。お風呂入りましょ。あたま洗ってあげる」
「えええ。頭あらうの3回目になるんですが」
「ほらはやく」
「はいはい」
リドゥ& 春嵐 @aiot3110
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます