第4話
たくさんの人がいるこのグラウンドでひときわ目立つ可愛い天使がいた。
その超絶可愛い天使は黒軍に合わせて衣装も黒で身にまといちっさいながらに存在感をかもし出していた。
「...えいなちゃん」
あたしはすぐにわかった。
あれは間違いなくえいなちゃんだ。
メイド服を着て恥ずかしながらに応援歌を歌っていた。
各軍の応援歌が終わると10分休憩が入る。
りりちゃんがあたしたちのところにやってきた。
「ひかりん、気付いてくれたかな?びっくりサプライズだよー!」
りりちゃんがニコニコしながら言ってきた。
もちろん気付きましたとも。
まさかプライベートえいなちゃんを拝める日が来るなんて..。
しかもメイド服。
本来ならイベントで見ようと思っていたメイド服えいなちゃんを間近でしかもイベントとは関係ない素のえいなちゃんを見れるなんて。
あたしはりりちゃんに感謝をした。
するとりりちゃんは
「りりも知らなかったんだよ!りゅうが教えてくれたの!」
話を聞くとりゅうくんとえいなちゃんは同じクラスらしい。
「良くひかりちゃんがえいなの話を姉ちゃんとしてたの思い出して。最近気付いたんだけど似てるなー思ったら本人っぽくて姉ちゃんに話したら驚かせようってことになって!喜んでくれた?」
りゅうくんもニコニコしながら聞いてきた。
あたしは興奮の余り、りゅうくんを強く抱き締めお礼を言った。
りゅうくんの顔が少し赤くなっていると後ろから誰かに呼ばれた。
「...あの..初瀬くん団長が呼んでるよ?」
抱き合ってるあたしたちに気を使いながら女の子が話しかけてきた。
知ってる、あたしこの声知ってるよ。
あたしは抱き締めているりゅうくんから離れゆっくりと振り返った。
※今回の推しあるある
遠くにいても、たくさんの人がいてもすぐに見つけ出すことが出来る
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