第3話
いろいろ探しただけあっていいバイトが見つかった。
あたしはさっそく電話をし面接にこぎ着けた。
「ドキドキする!ママ面接この服で大丈夫かな?」
初めての面接であたしはそわそわした。
最初はいい顔しなかったママもあたしのやる気を汲み取ってくれたのが受かるといいねと言ってくれた。
さっそくあたしは自転車に乗り面接会場へ。
たどり着いた場所、そこはファミリーレストラン。
ここなら高校からも近いしお腹空いたらご飯も食べれる。
そして時給が高い。
自転車を置いてファミレスの中に入る。
店員さんが出迎えてくれあたしはお客ではなく面接に来たと伝えた。
店員さんは笑顔でスタッフルームがあるところへ案内してくれた。
無事に面接も終わりその場で即採用して頂いた。
軽い足取りで自転車を漕ぎ家に向かう。
「ただいま」
家に帰ってまず最初にすること。
それはえいなちゃんのSNSが更新されているかのチェック。
※まず手洗い、うがいをしましょう
ネットで調べていたらえいなちゃんはSNSをやってることを知りさっそくあたしも登録した。
「名前?ID?パスワード?めんどくさいな!なんでもいいや!」
適当に名前を決め登録は完了した。
検索ワードでえいなちゃんを探し秒でフォロー。
「今日はえいなちゃんが食べたお弁当の写真が乗ってる!お弁当すら可愛く見えるとかさすがえいなちゃん!」
SNSを初めてからと言うものえいなちゃんが投稿してくれた画像は全て保存してある。
今日は空がキレイ、新しいパジャマ買いました、ペットのりりんちゃん(ネコ)や寝顔などなど。
「あぁー!えいなちゃんのスマホになってタッチされたい人生」
えいなちゃんを好きになってからどんどんあたしは壊れていった。
それでも推しに出会えて幸せ。
そして地方でなかなか会えなくて不幸せ。
そんなこんなで学校とバイトを頑張りなんとかテストも90点をキープ。
バイトも一生懸命やりお金を貯めた。
いよいよ夏!
「えいなちゃん!あたしえいなちゃんに会いに行くからね!」
※今回の地方オタあるある
推しに会うためには交通費、ホテル代等かかる
東京にいればその分もイベントに使えるが地方組はお金を余分に持っておかないといけない
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