青春の在り方とその先は、、、

りゅうのしっぽ

第1話  青春の在り方とその先は、、、

 実際、ラノベの主人公みたいに青春を送れる人がこの世に何人いるんだろうか。

 リアルの学生なんて、学校の入学直後だけ授業に精をだし、学校に慣れだすと、テストの問題より先生たちにいかに見つからないようにスマホを使うかを考え出すようになる。

 学生の頃は誰でも自分なりの考える青春があるんだろうが、それを体現できる人はそういない。

 そんなこと考えていると先生に「授業ちゃんと聞いてるか?」と注意されるのが普通の学生時代の僕の学校生活だった。

 隣の席の男友達に「バーカ」と罵られ、「うっせ」と返すぐらいのしょうもない日常を繰り返す日々。

 だけどそんな日々がなんだかんだ面白おかしく過ごすのが僕の青春だったと二十一歳になって思う。

 みんな、こんな感じで日常の中で自分なりの青春を見出す。

 勉強、恋愛、友達、部活 人によっては、僕には思いつかない青春の在り方もあるだろう。

 だけど、青春は人に言われて決めるものじゃない。

 なんと人に言われようが、「これが青春だ」と自分で思えることが大事なのだ。

 いや、正しく言い換えると、自分が思い描く青春を体現できないから、他の事象を青春と思い込みたいのだ。

 これは、学校に行くという行動が少年少女たちに強要されるかぎり、何年後、何世紀後も変わり続けることのない人間の行動心理だと僕は思う。


 黙々と家でパソコンをカタカタ鳴らしている僕。

 今は、ウイルスが世界的に流行り、僕の会社も在宅で仕事をするようになっている。

 会社に入学したばっかりの頃は、結局学校にいる時間が結局会社になっただけ、

勉強する時間が業務になっただけ、生活はなにも変わらないと思っていた。

 実際働いてみても、確かに生活が大きく変わることは無かった。

 仕事の内容もやってるうちに慣れた。

 しかし、学生の頃のような感覚はない。

 言葉にするのが難しいけど、いくら仕事に慣れても緊張感が抜けることがないというのかな?

 そりゃ、お金もらってるんだから当たり前だと思われるかもしれないけど、人生経験が薄い僕からすると心のゆとりを会社の中、仕事中に得ることができないのが苦しい。

「ここ間違えないようにしないと」「先輩、これやれっていってたな」「休憩時間までにここまでは終わらせなきゃ」

 学生時代の僕は、恐らく「仕事をする」という行為を舐めていたんだと思う。

 最初は、「きつくても慣れれば楽しいでしょ」とか思っていた。

 でも、それは大きな間違いだと思い知った。

 どれだけ、仕事に慣れようが社会人にはいつだって責任というものが重くのしかかる。

 なので、これを読んでくれる人の中で、現役の高校生の方がいるなら少しでも心に止めといてほしいな。

 心に止めてもっらったうえで自分の思う青臭い春を楽しんでもらいたい。


と、こんな感じで仕事の間に小説を書いてみるのだった。


 

 



 

 

 

 



 

 

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